桜、桃と次々に花が咲いてきましたが、最後を飾るのにふさわしいのがツツジです。桜は人が植えて増えますが、ツツジは自然に山の中に生えています。どうやって種がばらまかれるのか分かりません。茶色の小さな種は風で飛ぶわけでもなし、虫が運ぶのでもなし、いったいどうやって運ばれるのでしょうか。ちなみに田布施町の花に指定されているのがミツバコバノツツジです。田布施町では桜が植えられる前は、あちこちの山が染まるほどにツツジが咲いていました。近年木が茂ってからは目立ちません。禿山のような痩せた土地によく育つのだと思います。
昔はあちこちの山で咲いていたミツバコバノツツジ
ツツジは茶色のがくが何故だかくっつくのです。これが種が運ばれる理由なのでしょうか。ただし、花が咲く前に落ちてしまいます。花を守るためなのかも知れません。めしべは長く伸びていますので、蝶々が受粉していることは間違いないと思います。しかし、なにせ山の中で咲いているため蝶々が花にとまっているのを見たことがありません。
群生したツツジの花 めしべがとても長いツツジの花
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裏山のミツバコバノツツジが満開
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