去年の夏休みに少年少女発明クラブで、ある子供の「目覚ましキツツキ」の工作支援をしました。目覚ましを実現するため、朝になったらスイッチが入る回路を作りました。今年は、夜になったら光る工作を支援をすることになりました。小学生がその回路を作ることは難しいため、私が回路を設計・試作することにしました。
電気断続器であるリレー 基板にリレーを設置 回路を図面化
オーソドックスに、光を感知する半導体であるCDSを使って夜を感知する回路を作ります。CDSは明るくなると抵抗値が下がり、暗くなると抵抗値が上がります。その特性を利用して回路を構成します。下の図で、夜になるとCDSの抵抗値が上がると、トランジスタ(TR)のベース電流が増えるように回路を組みます。すると、増えた電流をトランジスタ(TR)がさらに増幅してリレーのスイッチがONするようにします。なお、駆動電池は9Vの006Pを使います。
夜になって暗くなると、リレーのスイッチがONする回路
この回路の中で、どの位の暗さでリレーのスイッチがONするかはR1又はR2で決めます。そのため、いくつか抵抗を取り換えて調整しようと思います。半固定抵抗を使ってもよいかも知れません。まずは、基板の上に抵抗、トランジスタ、リレーを置いてはんだ付けしました。次週の土曜日までに完成して子供に渡そうと思います。
各素子を基板にはんだ付け はんだ付けした各素子