いつもの石ノ口八幡宮はとても静かです。しかし、御式年祭があった今日4月14日はとても賑やかでした。天気予報では雨が降るかも知れなかったのですが、城南に住む友達から案内をいただいていたこともあり行きました。到着するとすでに神事は始まっていました。氏子代表の方々の前で巫女舞の最中でした。巫女舞の音楽を聴いていると、京都の祇園祭で聞く調べに近いように思いました。
大勢の人々で賑わう石ノ口八幡宮
御式年祭は10年に1度行われます。何年か前に石ノ口八幡宮を訪れた時、参道横の小屋に大きな鯛神輿が置いてありました。近くの方に聞くと、前回の式年祭で使ったのだとのことでした。おそらく宮本地区で作った鯛神輿ではないかと思います。城南の各地区で工夫をこらして神輿を作るのでしょう。その神輿を奉納して、その地区の繁栄や安寧を祈願するのだと思います。
御式年祭中の石ノ口八幡宮拝殿 かしこまって座る巫女さん達
御式年祭を見ながら近くの方とお話をしました。すると、かつては楽に巫女さんの成り手を探すことができたそうです。しかし、最近は少子化のため巫女さんをする子供を探すことが大変だとのことでした。他の神社でも同じような話を聞いたことがあります。かつては成りたくても成れなかった巫女さん、今は隣の地区から頼んで成ってもらうとのこと。しかし、10年に1度のことです。巫女さんに成れた子供は本当にラッキーだと思いました。一生の記念になります。
宮本地区の鯉神輿 石ノ口地区の神輿 森国京国地区の神輿
御式年祭の神事が終わると、各地区で作った神輿が順番に拝殿に運ばれました。最初は宮本地区でしょうか。大きく立派な赤い鯛神輿と樽神輿です。そして、その地区の方々が拝殿に登りました。10年に1度の御式年です。このお祭りのために故郷に里帰りした方々がたくさんいたようです。そのような声がこのお祭りのあちこちで聞こえました。
各地区の神輿が拝殿に 勢ぞろいの巫女さん達
拝殿に登る順番は決まっているようでした。拝殿から呼ばれた地区の方々とその神輿が拝殿に登っていました。3年前に石ノ口八幡宮の夏祭り御神輿神幸に同行したことがあります。その時に回った地区ごとに祈願されるのではないかと思います。ところで御式年祭の中、参道横広場で山城太鼓が太鼓を叩いていました。その太鼓を聞いて帰りました。御式年祭を準備された石ノ口八幡宮の神主さん,氏子一同の方々,地区の方々,そして山城太鼓の方々など、ご苦労様でした。
階段を拝殿に向かうお神輿 待機している地区と神輿 山城太鼓の子供達