糸を紡ぐスピンドル(紡錘子)を作ってみました。購入することもできますが1個数千円します。以前、羊毛の糸を紡ぐスピンドルを廃CDで制作してみました。しかし、羊毛で糸を紡ぐには適していましたが、綿を使っての糸には向いていないことが分かりました。綿を細い糸に紡ぐには、小型で高速回転のスピンドルが向いています。今回、使用に耐えるスピンドルを大量に作ることができる方法を試しました。関係する方々や子供達に渡したいので。
以前制作した、綿用の小型木製スピンドル
綿用のスピンドルは指先のスナップで軽く高速に回る必要があります。そのため、スピンドルの軸は指先で軽く回せる太さでなければなりません。かと言って、針金のような細さでは扱いにくいです。いろいろ試した結果、丸軸の箸が最適だとの結論に達しました。次に、回転を維持する紡錘車は直径5cm位が良いことが分かりました。偶然ですが、古代の遺跡から出土する紡錘車もやはり直径5cm位なのです。
板を丸く繰り抜く丸刃 丸刃を板に当てる回転 丸く繰り抜かれた板
大量に紡錘車を制作できるように、板を丸く繰り抜く丸刃を使いました。直径5cmの丸刃を板に当てて丸く繰り抜きました。具合がいいことに、この丸刃は軸を通す穴まで空けてくれます。丸く繰り抜いた紡錘車の中心に箸を通しました。そして、箸が抜けないように接着剤を付けました。試しに糸を紡いでみました。Goodでした。今後、10個程度のスピンドルを制作して、必要な方や子供に配ろうと思います。
取り出した木製紡錘車 箸を中心穴に通してスピンドル完成
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綿用の小型高速スピンドルの制作
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