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Channel: 東京里山農業日誌
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天に刺さるように育つサトウキビ

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 なかなか伸びなかったサトウキビが、8月に入ってからだいぶ大きくなりました。高さも3m近く伸びているため、私がいくら背伸びしても先端を見ることができません。また、根本から別の葉が伸びてきました。茎の太さも3cmはありそうです。ただ、サトウキビの株の数が6株位ですので、秋に茎を収穫して絞っても黒砂糖を作ることができるか微妙です。田布施産黒砂糖はまだまだ先の事になりそうです。田布施町でサトウキビ栽培が難しい一番の原因は寒さです。10本の茎を越冬させても、寒さで半分くらいは枯れてしまいます。また、越冬できても育つのはさらにその半分です。そのため、なかなか本数を増やすことができません。

            真夏の青空に向って背伸びするサトウキビ


 越冬の方法をいろいろ試していますが、今年は畑で越冬できたサトウキビが2株ありました。野外でも越冬できるのです。寒さが緩和されるように、株元に土を山のように盛るなどの工夫をしています。ところで、茎を室内で越冬させるには温度と湿度を保つ必要があります。1月まではどの茎も青々としていますが、2月~3月の間に変色して枯れてしまいます。この期間、暖かい日に太陽光を当てると生存率が上がるようです。この冬も試行錯誤が続きます。

   太くなったサトウキビの茎       サトウキビの葉の上にコオロギ
 


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