前回は九州の長崎県方面の史跡巡りをしましたが、今回は隣県の島根県方面の史跡巡りを楽しみました。2台の車に分乗し、朝8:00頃出発して島根県に向かいました。私が島根県に行ったのは中学生の頃以来です。我家で初めて自家用車(初代ファミリア)を購入した時でした。当時出雲大社や日御碕などに行きました。当時は舗装道路がほとんどなく、砂利道を砂ぼこりを建てながら中国山地を横断して行きました。
絲原記念館を囲む山裾の小道「洗心乃道」
田布施を出ると高速道路に入りました。最初に休憩したのが安佐SAです。休憩後再び高速道路に入ると、最初の目的地である絲原記念館に向かいました。絲原記念館近くでソバを食べようと思いましたが、混んでいて残念。先に絲原記念館を見学することになりました。
ちょい休憩した安佐SA 絲原記念館の中心通り 受付がある管理棟
駐車場に車を停めると絲原記念館敷地に入りました。絲原記念館は砂鉄を利用したたたらによる製鉄をしていた敷地を記念館にしたものです。ちなみに現代の製鉄は、溶鉱炉を利用して鉄を作っています。しかし、古代より砂鉄を利用するたたらは人力による製鉄でした。人がふいごを押して、空気をたたら内に送り込んでいました。以前、たたらによる製鉄をテレビ放送を見たことがあります。少なくなったとはいえ、たたらは貴重な日本の伝統技術です。日本刀はたたらによって作られた鉄を使っていると聞きます。
たたらの模型(人形が動く) たたら製鉄で使われていた各種道具
絲原記念館のたたら製鉄は、400年位前から絲原家が代々継いできました。その絲原家敷地内のたたら製鉄場と絲原家屋敷や庭などを記念館として残したとのこと。たたら製鉄を見終わると、絲原家の宝物や庭を見学しました。山裾の道「洗心乃道」はツツジが真っ赤で綺麗でした。この道をみなさんとのんびり散策しました。
絲原記念館の庭 山裾の小道「洗心乃道」 お昼休憩でソバ
絲原記念館を出るとソバを食べることにしました。しかし絲原記念館近くのソバ屋さん、用意したソバがきれたのでしょう閉店になっていました。そこで、奥出雲町の出雲三成駅近くのソバ屋さん(吾妻そば本店)で食べました。ソバを食べ終わると、次の目的地である松江市の湯町窯に向かいました。
今回訪れた山陰(島根方面)史跡巡りのコース