一昨日、麻郷の高塔公会堂で田布施コットンクラブの忘年昼食会をしました。いつもの方々が集い美味しいお食事,飲物,お菓子などをいただきながら和みました。クラブは去年の秋に正式に発足しましたが、その数年前から細々と活動していました。小学校での藍染め体験や紡ぎや織物の体験、そして、桜まつり,牡蠣祭り,鱧まつり,観光協会おいでえでのワークショップなどです。今は小学校の放課後学習 成器塾の教室もサポートしています。
このような活動をするようになったきっかけは、この田布施町が江戸時代~明治時代に綿の生産が盛んで、さらに糸紡ぎや織物が盛んだったことに気が付いたことです。その織物の見本帳が田布施町郷土館に残されています。さらに、藍染めをする紺屋が多かったとの江戸時代の記録があることです。
美味しい食事をいただきながら和むコットンクラブの方々
綿は春に種まきから始めます。秋の綿の収穫後、カーディングして糸紡ぎします。そして、布に織ります。染色に使う藍や紅花も種まきから始めます。藍は葉を収穫して、紅花は花びらを収穫して染色に使います。変わったところでは、皆さんにタマネギ苗の植え付け、麦の種まきなどを手伝っていただいています。もちろん皆さんにお裾分けします。紡ぎなど、全体としてまだまだのように思います。楽しく集いながら、さらに磨きをかけていければと思います。
美味しかった刺身とお弁当 順調に育つタマネギ 大きく育った紫麦