25日、田布施川沿い史跡めぐりウォーキング6回シリーズ(その1)に行ってきました。先日下見をしてきたため道に迷うことも無く、談笑しながらの楽しいウォーキングとなりました。集合は、田布施麻郷の八海バス停です。自家用車で来る方、自転車で来る方、歩いて来る方、集合手段は様々でした。10時発のバスに乗り、10分もしないうちに麻里府別府バス停で降りました。最初、麻里府公民にある国木田独歩碑を見学しました。
麻里府公民館前広場の国木田独歩碑前にて、5人の参加者
国木田独歩碑を見終わると、麻里府公民館脇を通って麻里府漁港に出ました。砂浜の海岸から馬島,牛島,その向こうの祝島を遠望しました。日曜日でしたので漁港は静かでした。舌びらめと思われる魚がたくさん干してありました。漁港に住みついているのでしょうか、黒猫がたくさんいました。
麻里府海岸、晩秋らしい筋雲 麻里府の古道をのんびり散策
麻里府の古い道を過ぎると、戎ヶ下に入りました。明治初期に麻郷小学校となった江戸時代の郷校「成器堂」跡を見学しました。自分の母校のルーツが、江戸時代ここにあったのかと思うと不思議な気持ちになります。近くのお地蔵様を拝んだり、かつて戎ヶ下と水場とを船で結んでいた渡船場跡も見学しました。
麻郷小学校のルーツ、成器堂跡 地元の方に愛されているお地蔵様
戎ヶ下からは、埋立地の海岸線に沿って歩き浜城に着きました。浜城にある東周防大橋のたもとで昼食にしました。参加者のTさんから、暖かくて美味しいおこわのおすそわけです。ありがとうございました。昼食休憩後、南周防大橋の下をくぐった後、埋立地に沿って海岸線を歩きました。南周防大橋の上を渡る人は数知れど、下を通ったことのある人はほとんどいないと思います。
南周防大橋の下を、談笑しながらのんびり歩く
埋立地の海岸線を歩いていると、隣りの埋立地でメガソーラーを建設している現場を見ることができました。このウォーキングルートの下見をした時、設置された太陽電池パネルは一枚だけでした。今回、数十枚は設置されているようでした。そして、パネルを載せる台もかなりの数が設置されていました。来年3月までには完成するのではないでしょうか。
浜城から米出までの海岸線を散策 設置された太陽電池パネル
海岸線に沿う堤防を歩き終ると米出に到着です。ここは「米出」の名前の通り、古来麻郷地区のお米を船出する場所だったそうです。その石垣でできた船着き場跡付近は、紅葉が水辺に映えなかなか良い風情でした。ここで立ったまま小休止しました。
紅葉が水辺に映える、米出の船着き場跡付近にて
米出には船着き場跡以外に、上関宰判勘場跡があります。江戸時代に長州藩に置かれていた8箇所の代官所の一つです。幕末の記録によると、騎兵隊を脱走した隊員を捕らえ処罰を実行したそうです。跡地には白ペンキを塗ったブリキに史跡名が書かれています。石で史跡名が示されていれば、何十年も残るのにと思います。ブリキ製ではあと10年ももたないのではないかと心配になりました。米出からは国道188号線に沿う歩道を歩き、鳥越に入りました。塩田跡地を横切って歩き、田布施下水道浄化センター前に出ました。
江戸時代の代官所、上関宰判勘場跡 田布施下水道浄化センター前
鳥越から八海地区に入ると、再び海岸線を堤防沿いに歩きました。対岸に平生街や大星山の発電用風車を見ながら、そしてはるか遠くに柳井市三ヶ岳やその隣にある尖った琴石山を遠望しながらのんびり歩きました。しばらく堤防沿いを歩いていると、集合地点でもある終点の八海バス停に到着しました。快晴でとても穏やかな天気だったため、気持ち良くウォーキングすることができました。お疲れ様でした。
対岸に平生町を見ながら八海の堤防沿いを歩く、※丸は次回予定の三ヶ岳
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田布施川沿い史跡めぐりウォーキング6回シリーズ(その1)
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