去年の12月に伐採したクヌギの木、しいたけの菌を植え付ける季節になりました。園芸店に行って、箱に入ったしいたけの菌を購入しました。しいたけの菌にはいろいろな種類があるようですが、私は小さなコマがたくさん入った菌を購入しました。プロの方は菌屑を購入して、それを穴に入れて蝋か蓋で封入するようです。去年は忙しくてできなかったため、2年ぶりのしいたけ菌植え付けでした。
しいたけ菌のコマを穴に次々に打ち込む
まずは、クヌギの幹に菌を植える穴を開けます。開け方には2種類あります。一つは電気ドリルで開ける方法です。もう一つは専用の穴あけ金槌で開ける方法です。幹に打ち込むようにして穴を開けます。私は前者の方法ですが、後者の方法を忘れないため、数ヶ所の穴は専用の穴あけ金槌を使って穴を開けました。電源が無い山の中などでは後者の方法をとります。
穴の位置をマーキング 電気ドリルで穴あけ 開けた穴、周りに木屑
穴を開ける前に幹にチョークでマーキングします。幹の縦方向に20cm間隔に、横方法に4cm間隔でマーキングします。マーキングが終わると、マーキングした場所に次々に穴を開けます。電気ドリルを使うと穴の周りに木屑が散乱します。穴あけ専用金槌を使うと、打ち込むたびに空けた穴の木屑が飛び出ます。
縦20cm横4cmごとにマーキング 穴あけ専用金槌、木屑が飛び出る
穴を開け終わると、しいたけ菌のコマを次々に穴に打ち込んでいきます。手で軽くコマを穴に入れると、金槌で叩いて完全にコマを穴の中に押し込みます。すべての穴にコマを打ち終わると、別のクヌギの木に穴を開けてしいたけ菌を植え付けます。その繰り返しです。
次々に別のクヌギの木を穴あけして植菌
すべてのくぬぎの木に植菌が終わると、雨が吹き込まない場所に寝かせます。寝かせた木の上には光が差し込まないように遮光シートを掛けておきます。1年後、竹藪など湿気が保たれる場所に移動します。その後1年、植菌して2年後にようやくしいたけを収穫できるようになります。
コマを穴に入れる 金槌でコマを打ち込む 植菌した木を寝かせる
↧
伐採したクヌギの木に、しいたけ菌を植菌
↧