作りかけだったラジオキットを完成させました。若い頃でしたら難なく作ることができましたが、目が悪くなった今は大変でした。小さな部品を摘まんだり、ネジを回したり、小さな穴に部品を差し込んだりと・・・苦労の連続でした。当然、老眼鏡や虫眼鏡のお世話になりました。何とか完成して電池を繋げると、嬉しい事に一発でラジオ放送を受信することができました。近くにあるラジオ放送局は、耳が痛いほど大きな音で聞こえました。何十年ぶりのラジオキット制作でした。
完成後、電池を繋いでラジオ放送を受信中
ラジオキットを組み立てていて困ったのは、部品を取り付け終わった基板に電線を繋げることでした。特に電線の先端を手で摘まみながらのはんだ付けです。トランジスタなどの電子部品を基板に挿入することは比較的容易でした。若い頃の経験や体験が生きたのでしょう、休み休み制作するもなんとか完成しました。目が不自由になったことを思い知ったラジオキットの組み立てでした。
基板の完成 アンテナなどの接続 最後に006P接続
完成後、外に出てラジオ放送局からの電波を受信しました。すると、思いのほか性能が良いのには驚かされました。受信できる放送局を数えると10局位でした。昼間にも関わらず韓国の放送局を1局受信できました。ストレート方式のためやや混信がありましたが、実用的には十分です。若い頃に作った並四真空管ラジオより性能が良いように思いました。今後小学校でプログラミング教育があるようですが、電子技術の基礎入門でもあるラジオ制作のような工作もあっても良いのではないかと思いました。
ダイヤルの取り付け イヤホン端子取り付け 完成したラジオの外観
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昔のラジオキットによるラジオの制作(2/2)
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