越冬したサトウキビの苗を植え付けたと思ったら、もう一仕事ありました。それは野外で越冬したサトウキビの株です。苗と同じように、株も越冬するようになったのです。一昨年までサトウキビの株は越冬できず全て枯死していました。去年は1株だけ越冬し、今年はなんと8株のうち6株が越冬しました。これはサトウキビの宿根化です。サトウキビ畑はけっこうな広さを必要とするため、今回越冬した全ての株を新たな畑に移しました。宿根化が常態化するようであれば、わざわざ茎を切って越冬させる必要が無くなります。
越冬したサトウキビ株を掘り、一輪車に載せて移動
株をスコップで掘ってみると、越冬したとは言えボロボロでした。持ち上げると、藁くずのように株が崩れ落ちました。つまり、株のほとんどは寒さで枯死し、寒さを耐え抜いた一部だけが越冬したようです。周りをスコップで掘り、株を壊さないようにゆっくりと両手で抱えるようにして持ち上げました。そして、隣に待機させておいた一輪車に優しく載せました。株が崩れないように一輪車をゆっくり押して、新たな畑に株を持って行きました。
株の周りをスコップで掘る 一輪車に載せて株を移動
サトウキビの株を新たに植え付ける場所は、ザクロと里芋畑に挟まれた場所です。やや湿り気が強く雑草がよく生える場所です。サトウキビは容易に雑草の高さを越えるため、ここが良いのではないかと思いました。午前中は木陰ですが、午後はよく日が当たる場所です。毎年のように里芋が越冬する場所ですので、もしかしてサトウキビはこの冬も越冬するかも知れません。まずは、この場所でどの程度育つか見極めようと思います。
クワで穴を掘る 株を穴に入れる 土寄せし足で踏む
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越冬したサトウキビの株を掘り、別の畑に植える
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