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Channel: 東京里山農業日誌
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晴天の中、遅れていた桃とビワの袋掛けを済ませる

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 5月初めまでにすべきだった桃やビワの袋掛けをようやく済ませました。去年のことですが、実の重さと暴風雨で桃の木が2本共太い枝が根本で折れてしまいました。そのため、実を数個しか収穫できませんでした。しかも良い実が少なく、内部が傷んだ桃を放課後学習の成器塾に誤って持っていったため、予定していた桃の輪切り加工ができませんでした。
 今年は枝が折れないように、枝に支えとなる支柱を立てようと思います。桃の袋120個のうち残りが46個でしたので、74個の実に袋を掛けたことになります。桃の実は美味しいため、虫が穴をあけたり鳥が食べたりします。そのため、半分の40個程度が収穫できればラッキーな方です。差し上げるほどの桃を収穫できると良いなと思っています。

        快晴の中、良い桃の幼実を選んで袋を掛ける


 桃には大小たくさんの幼実が付いています。これらすべての実を収穫できるわけではありません。一つの枝に一つの実が成るように摘果します。そうしないと、お互いに養分を取り合うのでしょう、どれもまともな実になりません。そのため、たくさん付いた実のうち、一番良さそうな実だけを残して袋をかけます。ざっとみて、3/4ほどの実を落とします。良い実を瞬時に選んで、残りの実をどんどん落とします。もったいないとの気持ちは捨てます。

  三つの桃の実      一つの実だけ選別    袋を掛ける
  

 私が子供の頃、我家は桃農家でした。周辺の山に桃の木がたくさん植えてありました。この季節になると、親戚中が集まって桃の袋掛けをしました。当時は桃に掛ける袋など売っていませんでした。そのため、最初に大量の袋を作る作業から入りました。不要になった新聞紙などを使って、大量に袋を作ったものでした。当時は何かにつけ親戚中が助け合っていました。

   摘果して落とした桃の実        選んだ実に袋掛け
 

 桃の実の袋掛けが終わると、わずかですがビワの実に袋を掛けました。桃は一つの実に一つの袋を掛けますが、ビワは選んだ数個に一つの袋を掛けます。袋を掛けないビワはすべて摘果します。今回は袋掛けの時期が遅くなったため、かなりの数のビワに虫がかじった跡がありました。4月に袋掛けすべきでした。

 〇:残したビワの実    残した2個のビワ   2個のビワを袋で覆う
  


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