コロナのため4月から休会になっていた行事が、9月から次々に再開されます。小学校の放課後学習,史跡巡りウォーキング,郷土館の企画展示会,そして少年少女発明クラブなどです。今回、少年少女発明クラブで子供達に作ってもらう巣箱のサンプルを完成させました。3年ぶりの巣箱制作です。シジュウカラなどの小型の小鳥が入りやすいよう、入口の穴の直径を3cmにしました。毎年の木工制作は10月の2回しかありませんが、今年は9~10月に3回程度あります。そのため、3年前よりもやや難しい切妻屋根の巣箱にしました。ただ、切妻屋根は低学年生には難しいので、陸屋根の巣箱サンプルを追加で制作しようと思います。
完成した切妻屋根の巣箱サンプル
子供達にサンプルとして見せる巣箱は、私がいろいろな電動工具を使って製作しました。しかし、子供達にはなるぺくアナログな道具を使って製作してもらいます。私の経験から言うと、アナログの工具を使いこなせないと、電動工具を使いこなせません。例えばノコギリです。描いた細い線の内側を切るか外側を切るかで板の幅が微妙に違ってきます。この違いを学ばないと、電動ノコギリを使っても正確に切ることはできません。
曲線を糸ノコで切る 板と板を接着 小鳥の入口穴開け工具
また、アナログのノコギリを使って真っすぐ板を切断できなけれは、電動ノコギリを使っても真っすぐに切ることは容易ではありません。さらに、ノコギリを間違って使っても血がにじむ程度の怪我で済みます。しかし、電動ノコギリでは血がにじむ程度では済みません。私の考えですが、工具の基礎を学ぶためにはアナログな工具を使うことが一番です。そのため、時間はかかってもアナログな工具を使って巣箱を制作してもらいます。変な形の巣箱になってもかまいません。工具を一生懸命使った経験だけでも貴重です。
小鳥が出入りする丸穴を開ける 塗装した屋根を取り付けて完成
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9月開催、子供達の工作指導用サンプル巣箱の制作(2/3)
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