織物と染物の歴史展示会や別の足踏み紡ぎ機の修理・調整などで忙しく、壊れた古い足踏み紡ぎ機の修理ができませんでした。山口ウール展の作品作りがひと段落したこともあり、修理を再開することにしました。今回は、はずみ車を回す足踏み周りの修理をしました。長年にわたって床に置かれていたため、湿気で板がポロポロに腐っていました。そのボロボロになった板を作り直すことにしました。
壊れた古い足踏み紡ぎ機の、足踏み周りの板を作り直し
まずは、足踏みするために両足を置く板を作りました。DIYのお店で板を購入し、ボロボロに腐った板と同じものをノコギリで切り出しました。右足用と左足用の二枚の板です。足が滑らないように置く横板は最後に貼り付けます。正確に採寸して同じものを作りました。なお、腐った板にはめちくちゃに釘が打ってあったため、取り外しがとても困難でした。
両足を置く板 取り外した板 新しい板を切り出す
今回は主に、両足を置く板を作りましたが、次回はその板を支える支柱を作ろうと思います。その支柱は何ヶ所か窪みを入れなければなりません。精度が要求されるため慎重に作業しようと思います。まずは、はずみ車がくるくると軽快に回るようにしようと思います。それが終わると、紡ぎ部の修理に入ります。のんびりやろうと思いますので、完全に修理できるのは半年後になるのではないかと思います。
同じ大きさであることを確認 支柱の一部を切り出す
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修理中、壊れた古い足踏み糸紡ぎ機(3/x)
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