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Channel: 東京里山農業日誌
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断捨離され廃棄寸前の古いオルガンを持ち帰る

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 木地に住むKさんから先日、次のような連絡が入りました。「蔵を含めて古いものを全て片付けるので、必要な物があれば取りに来てほしい」と。そこで、廃棄業者が入る前にKさんを訪問しました。そして、必要な物に赤いテープを貼り付けながら回りました。物色するのに一番困ったのは蔵の中でした。真っ暗で何も見えません。懐中電灯を頼りに蔵内を伝い歩きしていると、突然に床が抜けたりするのです。蔵の中に猫車など数点、そして古いオルガンを見つけました。昔小学校で使われていたものです。このオルガンなどを持ち帰ることにしました。

     ペダルを踏んで鍵盤を押すと、微かに音が出るオルガン


 オルガンは意外に重く、汗ばみながら二人で軽トラックまで運んで積みました。次に、猫車や藍染めに使えそうな壺や唐箕なども運び出しました。最後に縄ない機が残りました。しかし、蔵の一番奥にあるため運び出せません。廃棄業者がすべて運び出した後に再度Kさんの家に行こうと思います。郷土館は大幅改修工事のためしばらく休館します。当然お客さんは来ないので、勤務時の空いた時間にでも古いオルガンを修理しようと思います。私の見立てでは、ふいごと鍵盤の修理、そして調律が必要と思われます。いつしかオルガンが生き返り、演奏できる日が来ればいいなと思います。

 真っ暗で底が抜ける蔵   オルガンと猫車を積む    蔵の奥の縄ない機
  


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