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Channel: 東京里山農業日誌
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昭和十四年製造の古い足踏みオルガンを修理(1/x)

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 持ち帰った古い足踏みオルガン、オルガンとしての機能は全くダメでした。足踏みしてもほとんど音が出ません。足踏みしてもスカスカして、空気を押している感じがしません。どこからか空気が漏れているのに違いありません。おそらく足踏みする部分がふいごとして機能していないようです。おそらくジャバラ部分に穴が開いているのではないでしょうか。また、鍵盤を押してみましたが、いくつかの鍵盤は押しても基に戻りません。つまり、跳ね上がらないのです。故障個所が満載のオルガンです。そして驚いたのは、手の届かない内部に古い譜面が密かに入っていました。70年位前に習っていたのでしょう、幼い字で譜面に音符の呼び方「どれみふぁ・・」が書いてありました。・・・・この古いオルガン、気長に一年位かけて修理しようと思います。

      後ろの板を外した古いオルガン、ふいご部分が露わに


  まずはオルガンの前後の板を外しみました。すると、木ネジがすべて平ネジでした。何十年ぶりかに回す平ネジです。力を入れて、しかも丁寧に回さないとネジ山をつぶしてしまいます。ネジを回していると、たくさん開いた極小の穴から粉が湧き出てきました。長年の間に虫に入られて食われたようです。板を取り出すと、最初に目についたのは泥バチの巣です。虫の気配はなく。相当昔に巣作りしたようです。

 平ネジを丁寧に回す    板をそっと取り外す    内部に泥バチの巣
  

 続いて、オルガン内部に古い童謡の譜面を発見しました。その譜面上に、幼い字で音符の呼び方「どれみふぁそ・・」が書いてありました。このオルガンは、今は亡き八十歳位の方が所有していたオルガンと聞きました。音楽の先生をしていたそうです。その方が、幼い頃にこのオルガンで音楽を一生懸命に練習したのでしょう。昭和20年代の頃だと思われます。その時の譜面が、なぜかオルガンの中に密かにしまわれていたのです。ちなみに、このオルガンの製造年は昭和14年です。

    幼い字で音符の呼び方         壊れた鍵盤がぎっしり並ぶ
 


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