ほぼろの制作に苦心しています。わら縄かシュロ縄で編み込めばよかったのですが、ロープで編み込んだためどうしても緩んでしまいます。今回はそのロープを手繰り寄せるように締める作業をしました。本来ならばしなくてもよい余分な作業です。次回ほぼろを編む時は、わら縄,シュロ縄,あるいはジュート紐を使おうと思います。白いロープはやや高価だったのに、わら細工には役に立ちませんでした。いい勉強になりました。
白いロープを強く手繰り寄せるようにして、ほぼろ側面を締める
白いロープを解いて、最初に戻ってわら縄で編もうと思いましたが止めました。せっかく編んだので、白いロープのままほぼろの制作を続行することにしました。白いロープを強く手繰り寄せながら隙間を無くしました。さらに、編んだロープとロープ間の長さが同じになるよう物差しで調整しました。次から次へと問題が出てくるほぼろの制作ですが、その都度戻ったり調整したり作り直しています。
ロープの緩みを取る 緩みを手繰り寄せる ロープ間の距離調整
ほぼろの側面を締めて緩みを取り終わると、ほぼろの底になる部分の調整をしました。このままでは、ほぼろの底の中心部が盛り上がります。その盛り上がりを無くすため、押切りでわらの先端部(穂先部分)を短くなるよう切断しました。切断し終わると、ほぼろの底になるよう穂先をまとめました。本来ならば、この穂先を切断する必要はありません。切断しなくてもよいようにほぼろ側面を編み込むべきでした。これまた、いい勉強になりました。次回は、いよいよほぼろ底部の編み込みに入ります。ほぼろ作りで一番難しい箇所です。
ほぼろ側面の穂先を短く切断 ほぼろ底部をまとめる
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懐かしい故郷の民具(ほぼろ:わら籠/わら細工)の制作 (5/x)
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