ラジオのAM/FM切り替えスイッチの修理に四苦八苦しています。東京の秋葉原に行けば目的のスイッチを探して購入できます。しかし、今はコロナで東京に行けません。今年になればコロナが収まるかと思いきやさらに蔓延しています。そのため、スイッチをまるまる分解して修理しています。しかしながら、メガネがないと見えない小型部品ばかりなので困ります。それでも、スイッチを再度組み立ててテスターでチェックするところまできました。
修理したスイッチの接点をテスターでチェック、問題なし。
このスイッチ故障の原因は、スイッチ内に水がしみ込んだことです。水跡の色から推測すると、コーヒー,紅茶,またはコーラなどの茶色の飲料と思われます。その水分で接点が錆びたり、クリック動作させるベアリングやバネが錆びました。洗浄液で洗った後、接点は紙やすりやスチールウールで磨きました。磨き終わると、バネやベアリングに油を付けてスイッチバーの穴に収めて復元しました。
接点を紙やすりで研磨 バネをバーに収める スイッチバーを復元
復元したスイッチバーの窪みに研磨した接点を四個収めました。そして、その上から切り替えスイッチの端子板をはめ込みました。ペンチでかしめる前に、紐で強く結んでスイッチが分解しないように固定しました。そして、テスターを使って正常に導通するかチェックしました。導通を確認するとペンチでかしめて紐を外しました。やれやれ、これでスイッチの修理が終わりました。次回は、このスイッチを回路に組み込み直します。
接点四個をバーの窪みに収める 端子版をスイッチバーにはめ込む
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古いAM/FMトランジスタラジオ(OEM)の修理(5/x)
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