一ヶ月ほど前に極安の中古ハーベスタを購入しました。その後快適に動いていました。ところが、ある日エンジンを動かしてから脱穀クラッチレバーを入れました。すると突然、キュルキュルと音がして脱穀胴が動かなくなりました。音からするとベルトが擦れている音です。エンジンに過負荷がかからないように、すぐに脱穀クラッチレバーを戻しました。音から判断してベルトが緩んだのではないかと思いました。どのベルトが悪いのか最初分かりませんでしたが、このさい、すべてのベルトを交換することにしました。
カバーを外して脱穀ベルトを確認、ボロボロのベルト
農機具販売店に行って、このハーベスタの規格に合ったベルトを購入しました。ベルトは三種類あり、走行クラッチベルト、脱穀クラッチベルト、そして脱穀ベルトです。走行クラッチベルトはキャタピラを動かすベルトです。脱穀クラッチベルトは脱穀動作をするためのベルトです。脱穀ベルトは脱穀胴などを動かすベルトで、とても長いベルトです。なお、走行には問題ないので、走行クラッチベルトは後回しで良さそうです。
ベルトカバー取外し ネジとナット同時回転 グラインダーで削り取る
注文しておいたベルトが届いたので、さっそくベルト交換作業に入りました。まずは脱穀ベルトを保護するカバーを取り外すことにしました。ところが、ネジの一ヵ所がいくら回しても取れません。ネジとナットが同時に回る現象です。カバー内側のナットの溶接が取れたのでしょう。これはどうしようもありません。仕方なくグラインダーでネジ頭を削り取りました。すると、ポロリとネジが外れました。ベルトカバーを外すと、醜いボロボロのベルトが姿を現しました。予測したとおり限界に達したベルトでした。
カバーを外してベルトを確認 ボロボロになったベルト
次に、脱穀クラッチベルトカバーを外しました。すると、脱穀クラッチベルトが見えました。脱穀ベルトのようにボロボロではありませんでしたが、ずいぶんと伸びているようです。これも交換することにしました。このハーベスタは極安(三本の新品ベルトとほぼ同価格)でした。やはり極安中古には訳があるのですね。しかし、自分でベルト交換できそうなので私にとっては良かったです。
走行クラッチベルトカバー カバーを外す 古いベルトを外す