農民一揆供養塔を見終わると、次に鳩子の滝に向かいました。いったんルート437に出て、鳩子川に架かる井手藪橋まで行きました。この橋から鳩子川沿いを銭壺山方面に向かって歩きました。この川の上流に三段の滝があるとのことです。橋を渡った直後は民家が数軒並んでいましたが、だんだんと民家が無くなり寂しい林の中を進みました。軽トラックが通るような道が続くので、比較的歩きやすい林道です。しかし、誰も通らず風の音しか聞こえない林道は心細くなります。
鳩子川の上流に来ると、綺麗に耕された棚田が出現
この鳩子川の上流に向かう道は、地図で確認すると銭壺山に向かう道です。今この鳩子川ルートから銭壺山に登る人はいるのでしょうか。車社会の今、歩いて銭壺山に登る人はまずいないと思います。かつては、日積から由宇や岩国に行く人が通っていたのではないかと思います。実際、上流にある三段の滝の傍にはお地蔵様があるようでした。
この鳩子川上流に向かう 少し寂しい林道 道端で咲くにツツジ
鳩子川の川幅がさらに狭くなると、数軒の民家が見えてきました。道から鳩子川を見下ろすと、綺麗に耕された棚田が見えてきました。数軒の方々が管理している棚田のようでした。
少々の田んぼと伊陸の山々 滝の傍に安置されたお地蔵様
ここに住んでいる方々は、ぎりぎりの幅の山道を車で通勤しているのでしょう。遠くに伊陸の山々が見えてきました。さらに登ると、滝の音とともにお地蔵様が見えてきました。到着です。このお地蔵様は、歩いて銭壺山に向かう人々を見守ってきたのではないでしょうか。
今回史跡散策した、柳井市日積北周辺ルート
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柳井市 日積北周辺の史跡散策(3/x)
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