先日、いつものように田布施町少年少女発明クラブがありました。今は、子供3~4人に1~2人の指導員が付いています。ところで、一昨年までは希望者全員をクラブ員にしていたため、子供が多過ぎるようになりました。そのためか、工作指導する場所ではなく預かり場所のようにもなってきました。工作の指導が十分できず指導員の負担だけが多くなりました。それらを反省して、本当に工作をしたい子供をクラブ員にするようにしました。たまたまですが、今年はコロナ惨禍のためチャレンジ創造コンテスト工作もなく、子供一人一人を丁寧に指導できるようになったと思います。
思い思いに工夫しながら工作する子供達
私は工作の全体を見守りしながら、子供達一人一人の出来具合を聞いて回りました。工作の進捗状況にいろいろと個性があります。自分で図面を描いて、その図面のとおりに工作を進めている子供、すでに工作を作り上げて、別の工作をしている子供、図面の通りに実現できないことが分かり、工作を変更している子供、自分の工作を後回しにして弟の工作を手伝っている子供、などなどです。
手回しドリルで大きな穴 釘打ちをする子供 床を広く使って工作
田布施町少年少女発明クラブには、電動ドリル,電動ノコギリ,電動糸鋸などたくさんの電動工具があります。電動工具はとても危険です。そのため、基本的に指導員の監視の元でしか使わせないようにしています。
ある子供が、私に「穴を開けたい。」との希望を言ってきました。いつもなら、私の監視の元で電動ドリルを使わせて穴を開けていました。今回は、手回し式のドリルを使わせてみました。すると、最初はうまく使えませんでした。手の回し方、回転軸の固定方法などが難しいようでした。それでも、使っているうちに自分で穴を開ける事ができるようになりました。電動工具を使こなせる前に、手動の道具を使いこなせることも大切ではないかと思います。
手回しドリルで小さな穴 ノコギリで板を切断 切った板の張り合わせ
11;30に工作は終わります。工作に熱中している子供達の気持ちを、掃除する気持ちに変えるのはなかなか大変です。毎回の事ですが、工作終了15分前になると、私は「掃除の時間だよー!」と数回大声をあげます。そして、「最初に道具を仕舞う!次に机の上を綺麗にする!次に床を掃除!」などと言います。すぐに掃除し始める子もいれば、ぐずぐずする子もいます。それでも、工作終了5分前には全員が掃除をしています。掃除が終わったことを確認すると、全員整列後に姿勢を正して元気に挨拶して解散します。私の方針ですが「礼に始まり礼に終わる。」をモットーにしています。子供達がいなくなると、指導員が集まり反省会をします。それが終わってはじめて、発明クラブが終わります。
モップで床を掃き掃除 細かなゴミを掃き掃除
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少年少女発明クラブ、子供達を見回りながら工作支援
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