使い方をよく知らないドラムカーダー、「習うより慣れろ」とばかりに実際に使ってみることにしました。そこで、洗浄・乾燥した羊毛をドラムカーダーを使ってカーディングしました。使ってみて、最初に二つのことに気が付きました。一つ目は、一度にたくさんの羊毛を入れないことです。二つ目は入れる時に引っ張らないことです。他にもいろいろ気が付きました。羊毛をどんどん放り込んで、このドラムカーダーを試してみました。
左から入れた羊毛がカーディングされて、右の円筒に巻き付く
気が付いた一つ目です。たくさんの羊毛を一度に入れると、抵抗が強くなって回すために力がいることです。そして、羊毛の塊がカーディングされないまま右の大円筒に巻き付くのです。少しずつ広げて入れると、右側にある大円筒にカーディングされた羊毛がほどよく巻きつきます。
少しずつ羊毛を入れる 大円筒に巻き付いた羊毛 羊毛を二つに割る
気が付いた二つ目です。ドラムカーダーに羊毛を挿入する時、手で引っ張ってしまうと手前の小円筒の方に巻き付いてしまいます。そして。大円筒に出てくる量が減るようです。その他、気が付いた点です。ドラムカーダーは回転運動ですので、ハンドカーダーに比べて圧倒的に楽です。また均一にカーディングできます。ハンドカーダーでは個人差があり、むらが出るような気がします。一度にカーディングできる量もハンドカーダーの5倍以上あります。ドラムカーダーを手放せない理由が良く分かりました。コットンクラブや田布施農工高校で、みなさんに使ってもらおうと思っています。
カーディングされた羊毛を外す カーディングされた羊毛を箱に収納
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ドラムカーダーで羊毛のカーディングを始める
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