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Channel: 東京里山農業日誌
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國木田独歩に関わる高塔山周辺の全史跡を下見ウォーキング(1/2)

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 先日、國木田独歩の史跡を巡って麻里府と麻郷を歩きました。午前中だけだったこともあり、スキップした史跡がたくさんありました。そのため、健康ウォーキングクラブ(史跡巡りウォーク)で1日かけて、麻郷の高塔山周辺だけでも丁寧に巡ってみることにしました。
 その中の一番のイベントが高塔山縦走です。高塔山は國木田独歩が最も愛した山で日記によく出てきます。高塔山頂上で詩を口ずさんだこともあったようです。今の高塔山は下草や木々が茂っていて歩くことが困難です。しかし、先日高塔山をなんとか縦走できることが分かりました。みなさんを高塔山に招待すべく、二度目の下見を数人でしてきました。

        高塔山頂上尾根、シダの荒波をかき分け進む


 スタートしたのは平生町Maxvalueです。10時に歩き始めて、最初に初代八海橋跡に向かいました。初代八海橋は國木田独歩が麻郷の吉見家に帰る時に必ず渡った橋です。今、その初代の橋は影も形もありません。欄干袂に安置されていたお地蔵様だけが残っています。
 次に、堤防に沿う道を歩いてカニ守りさんなどの祠のお話をしました。続いて、桂糺(かつらただす)家跡を見学しました。独歩はこの桂糺の家をよく訪れていました。桂糺は独歩の名小説「非凡なる凡人」のモデルです。この小説は教科書にも掲載されたほどで、桂糺の生き方は読者に感動を与えました。

  八海バス停前の     八海から見上げた      桂糺の家跡
  横断歩道を渡る       高塔山         (非凡なる凡人)
  

 八海を抜けると、こつり地蔵尊跡がある高塔山登り口に行きました。いよいよ高塔山に登ります。しばらく歩きずらい竹藪を歩きます。そして、頂上直下の山道に着くと直登します。10分位で頂上に達します。そこは見晴らしが良く、独歩が歩いた頃の雰囲気を楽しめます。独歩が詩に口ずさんだ琴石山や平生湾などが見えます。

    竹藪を抜け高塔山直下に      高塔山の三角点にタッチ
 

 次に高塔山の尾根を歩きますが、腰上まで茂るシダや木々の間をすり抜けるように歩きます。倒木,枯れ枝,蜘蛛の巣などに注意しながら歩きます。木漏れ日の明るい林の中をしばらく歩いていると、木々の間から、高塔地区の団地がちらほら見えるようになります。

   高塔山周辺の國木田独歩に関わる全史跡を下見したコース


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