天気が良い時に、山の下草刈りをしています。葉が落ちた枝を見ると、いろいろな小動物が枝に刺さっています。これは、モズが獲物にした小動物を枝に刺した跡です。一番多いのはバッタの仲間です。冬になって動作が遅いためにモズに見つかるのでしょう。また、不幸にもモズに見つかったカエルも枝に刺さっています。良くは分からないのですが、冬の食料が少なくなった時のために、獲物を保存しているとの説もあります。モズが食べているのでしょうか、それらのバッタやカエルの姿はいつの間にか枝から消えています。
モズの早贄(はやにえ)となって枝に刺さったバッタ
ほとんどの昆虫は冬になると活動を停止します。カブトムシなどほとんどの昆虫は、卵を産んだ後に死んでしまいます。また、テントウムシなどの一部の昆虫は成虫のまま冬越しします。また、カエル,ヘビ,トカゲなどは地中や落葉内に潜んで冬を越します。この時期のトカゲなどは寒さでほとんど動きません。暖かい春まで静かにしています。一方で、タヌキ、イノシシなどは冬の間も餌を求めて動き回っています。我家の裏山でも、時々動物が動いている音が聞こえます。どの生き物も冬を生き抜くことに一生懸命なのですね。
枝に刺さって乾いていたカエル ここにもバッタが枝に刺さる
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山の下草刈り中、モズの早贄(はやにえ)を見つける
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