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Channel: 東京里山農業日誌
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山口産ウールを紡いで座布団を試作(2/x)

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 紡いだ毛糸を編んで座布団を作ろうと思っています。タマネギで染めた毛糸は濃かったのですが、もう片方の毛糸は染めが薄かったです。そのため、紅花で黄色に染め直しました。使った紅花は、畑で収穫した花弁に購入した花弁を加えました。最初、庭に植えてあるクチナシの実を潰して使おうかと思いました。しかし、紅花で黄色の色素で染めました。

        この二種類に染めた毛糸で、座布団の表裏を編む


 紅花は面白いことに、黄色の色素と紅色の色素を持っています。紅花と言うくらいですから、紅色の色素が古来より珍重されたようです。主産地が東北地方で、黄色の色素を抜いて団子のような形状に固めて京都などに送ったそうです。紅花には、硬く鋭い棘が葉にも茎にも付いています。東京都町田市で紅花から花弁を取り出すボランティア作業をしたことがありますが、軍手をしていても棘が指に刺さるのです。毎年我家で紅花を栽培していますが、今でも棘の扱いには往生しています。

  黄色の色素に浸す     染色後に水で洗う     天日で自然乾燥
  

 さて、毛糸を黄色に染めるために紅花の花弁を水に浸しました。数時間浸したままにとておくと、水は黄色の色素が溶け出ます。その黄色の色素が溶けた水に毛糸を浸しました。藍染めのように灰汁や還元剤を使う必要はありません。一番簡単な染色方法ではないかと思います。染色後は水洗いして、余分な色素を洗い流します。その後、天日乾燥すれば染色の完了です。その後、かせくりに掛けて玉巻き器で巻き取れば完成です。この玉巻きした毛糸を編みました。

 かせくりに掛けて玉巻器で巻き取り     巻き取りした黄色の毛糸
 


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