洗浄してゴミを綺麗にとった羊毛をカーディングしました。以前はハンドカーダーでカーディングしていましたが、今はもっぱらドラムカーダーを使っていました。一度ドラムカーダーを使ってしまうとハンドカーダーには戻れません。実はドラムカーダーは知人が持っていたため知っていました。しかし、その便利さと効率の良さを知ったのは一昨年の事です。けっして安くはないのですが、自分で羊毛をカーディングして紡ぐ方にはとても便利です。今、座布団の表裏を編むための毛糸を紡いでいます。その毛糸にするための羊毛をカーディングしました。
数ヵ月ぶりに使うドラムカーダー、私は3回通してカーディング
ハンドカーダーはすぐにカーディングできますが、ドラムカーダーを箱から取り出して組み立てることから始めます。ハンドルを取り付けたり、机に固定したり、ベルトを取り付けたりします。組み立て終わると、天日乾燥した綺麗な羊毛を二掴み位取り分けます。取り分けた羊毛をほぐすようにしながら細長くします。そして、その先端をドラムの吸い込み口に入れます。続いて、ハンドルを回してその羊毛を取り込みます。すると、吸い込まれた羊毛は、大きな方のドラムに全て巻き付きます。
羊毛を吸い込み口へ ハンドルを回す 巻き付いた羊毛を外す
羊毛が大きなドラムに全て巻き付くと、その巻き付いた羊毛を外します。私だけなのかも知れませんが、外したその羊毛を三分割します。そして、三分割したそれぞれの羊毛を、ほぐしながら再びトラムカーダーでカーディングします。そして、再び太いドラムから外して三分割して・・・と、これを3回繰り返します。
ドラムから羊毛を取り外す 外した羊毛を三分割
3回カーディングすると、カーディング完了です。最後に、明るい窓ガラスに羊毛を押し当てて透かせるようにして検査します。すると、それまで分からなかった小さなゴミや毛玉などが見えます。見つけたゴミや毛玉はピンセットを使って取ります。こうしてカーディング作業が終わりました。次回は、今回カーディングした羊毛を手紡ぎして毛糸にしようと思います。
カーディング完了の羊毛を、明るい窓に押し当てて検査
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山口産ウールを紡いで座布団を試作(7/x)
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