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Channel: 東京里山農業日誌
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採種のため紅花を刈り取り、その後天日乾燥

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 紅花の種をとる季節がやってきました。花が咲き終わり、茎や葉が黄色や茶色に変わり枯れ始めました。花柄を手で摘まんで揉むようにすれば種を取ることができます。ところが、紅花は鋭い棘があるため、とても手で揉めません。軍手をしていても硬くて鋭い棘が貫通するのです。そのため、私は花柄を含む茎を刈り取り天日乾燥します。からからに乾いた後、木槌で軽く叩くようにして種だけを取るのです。とにかく、棘が痛いのです。
 ※鳩は紅花の種が大好きです。痩せたを伝書鳩を保護した時に食べさせました。栄養価がとても高いのでしょう。バターにも加工されています。

         棘を避けながら手で揉み、取り出した紅花の種


 紅花の花弁には2種類の染料が含まれています。一つは水に溶けやすい黄色、二つ目は水に溶けにくい紅色です。うまく利用すれば黄色と紅色の染物をすることができます。特に後者の紅色は、その昔珍重されたそうです。紅花の主産地である東北で栽培され、染物屋が多い京都などに送られました。そのとき、紅の染料を餅のように固めて乾燥した紅餅を送ったそうです。紅餅にしておけば、いつでも染めに使えそうです。いつか紅餅を作ってみたいものです。

   鋭い棘に囲まれた乾燥花       刈り取り後、束ねて乾燥
 


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