コットンクラブで久しぶりに藍染めをしました。今の季節、藍の生葉を使った藍染めをすることが多いです。しかし、今回は数年前から収穫してきた藍葉を乾燥した枯葉を使って藍染めしました。
生葉を使った藍染めは最も簡単な藍染めです。しかし、一度では濃く染まりません。一方で枯葉を使った藍染めは手順はやや面倒ですが、濃く染めることができます。ところで今、コロナの七波が広がっています。皆さん予防接種をしている方々ばかりですが、念のために野外にテーブルを置いて染めました。真夏とは言え適度に風が吹いていたため、快適に藍染めすることができました。
染めた直後は黄色だった布、だんだん紺色に
私は双子に紡いだ羊毛とガーゼ布を染めることにしました。ガーゼ布は、絞り染めにするためタコ糸で縛りました。出来上がりの模様を想像しながら糸で縛りました。他の方々は、染めたい布を持参しました。布1枚を単純に染めてもいいし、絞り染めしてもかまいません。絞り染めする方々は工夫しながらタコ糸を縛っていました。
染めたい布を縛る 藍の枯葉のあくを取る 最初双糸の毛糸を染め
最初、藍の枯葉を温湯に浸けて茶色に溶け出たあくを捨てました、そして、あくを取った枯葉を綺麗に水洗いしました。続いて、水洗いした枯葉と水をミキサーに入れて粉砕しました。経験的に粉砕した方が藍の染料がよく溶けるようです。次に、粉砕した枯葉を鍋に入れて温めました。その後、アルカリ剤と還元剤を入れてゆっくりと混ぜました。しばらく混ぜていると、液の表面に虹色にも見える膜が張るようになります。その膜が張るようになると藍染めOKです。
手が染まらないようにビニール手袋 次々に布を入れて藍染め
最初、私が紡いだ毛糸を染めました。染め~空気にさらす~水洗いを二度ばかり繰り返しました。続いて、皆さんと交互に絞り染めをしました。私は素手で染めましたが、皆さんはビニール手袋を使って染めました。粉砕した残渣が多少付着しますが、水で容易に洗い流すことができます。染めた布は、広場に張った紐にかけて空気にさらしました。最初黄色だった布が、酸素と反応するのか次第に藍色に変色します。
藍の枯葉を使った藍染めの欠点は、粉砕した残渣が布に付着することです。しかし、水で容易に洗い流すことができます。この方法は、季節を問わず藍染めできる素人向けの染めではないかと思います。藍染めが終わると、水分補給するなど休憩しました。その後、後片付けをして解散しました。
紐にぶら下げ風に当てる 染めた双糸の毛糸 絞り染めした布
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コットンクラブ、藍の枯葉を使って藍染め
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