染めに使う山野草の一つに紫があります。その育て方がさっぱり分かりません。春に種まきしましたが、極端に発芽率が悪い上に成長がのんびりしているのです。そもそも、暖かい場所では育たないのかも知れませんし、日陰で育つのかも知れません。また、宿根で秋に芽が出て越冬するのかも知れません。
今回、その紫が枯れ始めました。8月初めに花が咲いていたため、種ができているのかも知れないとも思いました。そこで、枯れ始めた茎を手でこさいでみると、何粒かの種を取ることができました。この種は来年か、秋に種まきしてみようと思います。
枯れ始めた紫、種ができていないか茎をこさぐ
同じように栽培方法が分からない茜は意外にも枯れないで成長しています。同じ山野草の一つである藍や紅花はとても簡単に栽培することができます。例えば、藍を栽培する農場、すくも製造など、藍染めに関わるたくさんの工房があります。しかし、茜や紫はあまり聞いたことがありません。むしろ失われていく古代の染料なのかも知れません。どんな色なのかどんな染め方なのか確かめる意味でも、今後も栽培してみようと思います。
採集した数粒の紫の種子 猛暑に弱い?枯れ始めた紫
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紫根の種を収穫するも
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