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Channel: 東京里山農業日誌
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上関町史跡めぐりと上盛山ウォーキング

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 17日、上関町の史跡と上盛山を7人でウォーキングしてきました。平生イオンタウンに9:30に集合し、車3台に分乗して上関町四階楼近くの駐車場に行きました。
 下見した時と同様に、この駐車場がウォーキングのスタート地点です。最初に常満寺の大銀杏を見学しました。住職と思われる方に説明を受けました。それによると、この大銀杏はもともとは、今の地下5m位の場所に生えていたそうです。お寺の増築時、高さ5mまで土を盛ったため今のようになったそうです。常満寺の大銀杏の見学が終わると、上関大橋を歩いて渡りました。強い風が吹いており、しかも数十メートル下に海面が見下ろせました。恐る恐る橋を渡りました。

    最初、常満寺の大銀杏を見学       上関大橋の上、恐る恐る渡る
 

 ところで、この日の朝とんでもない事がありました。さあ上関に行くぞ!と車を動かそうとすると、車がピクリとも動きません。何とバッテリーが上っていたのです。一週間ほど前、ルームランプを点灯したまま消し忘れたことに気がつきました。何と言うことでしょう!パニクってしまい気持ちが動転してしまいました。
 そんな中、農耕用トラクタに大型バッテリーが付いていることを思い出しました。急遽トラクタからバッテリーを取り外しました。しかし、自家用車のバッテリーと規格が全く違います。自家用車には取り付けできません。緊急事態ですので、取り外したトラクタのバッテリーと自家用車のバッテリを、探してきた電線で繋ぎました。そして、キーを入れると嬉しいことにエンジンが動きました。やったー!   しかし、一度でもエンジンを止めると、再びエンジンを動かすことができません。このため仲間を乗せて上関に着くまで、ずっとエンジンを動かし続けました。とにかく気持ちが動転しまくりの、上関ウォーキングの朝でした。

         沖の浜の綺麗な砂浜にて、海抜0のこの砂浜から315mの上盛山へ          


 上関大橋を渡ると、今回は六人塚をスキップして沖の浜の砂浜に行きました。そこで立ち話しながら、横島,平群島,八島などを見渡しました。今回は霞がかかり四国は見えませんでした。釣り船は一隻しか見えませんでした。砂浜は海抜0mです。ここから、上盛山315mまで登ります。一か所だけ少し降りて、「7人のお地蔵様」横を通りました。お地蔵様から再び、急坂を上りました。しばらく歩くと、上盛山への遊歩道に着きました。

     「7人のお地蔵様」横を通る           ようやく上盛山の展望台に到着
 

 遊歩道手前の広場で5分位の休憩を取りました。これからしばらく急坂が続きます。体が熱くなり汗が出るので、私は上着を一枚脱ぎました。遊歩道を、そして途中から合流した車道を歩きました。みんなと楽しく談笑しながら登ったからでしょうか、それほど時間が経ったように思わないうちに上盛山頂上に12時20分頃到着しました。頂上に着くとすぐ、みんな展望台に登りました。ぐるぐる階段を回って上に登りました。いつもながらの、360°の素晴らしい眺望を楽しむことができました。

           上盛山頂上の展望台で、360°の素晴らしい眺望に囲まれて


 展望台で眺望を楽しんだ後、展望台下の休憩テーブルで昼食を取りました。手作り弁当あり、おにぎりあり、お菓子ありの楽しいお昼休憩でした。私とほぼ同年代の方ばかりですので、自然と子供の頃の話や地域での生活の話に花が咲きました。ウォーキングは体の健康にとても良いですがさらに、こうして和やかに楽しくお話しできることは心の健康にも良いと思います。

  歩いた上関大橋方面を見下ろして         談笑しながらのお昼休憩
 

 上盛山頂上にしばらくいると、少し寒くなってきました。体が冷えないうちに下山することにしました。下山コースはひたすら舗装された車道です。下る途中、五合目あたりにある御汗観音にお参りしました。いつもながら素晴らしい石垣です。どんな人達が作ったのかと思わずにはいられません。この荒削りの石垣を見ていると、八王子城の石垣を思い出します。

              とても見事な石垣の上に建てられた御汗観音


 今回御汗観音をお参りしてとても良いことがありました。毎月17日はお接待の日とのこと。参加者7人全員に、お接待のささげ混ぜご飯がふるまわれました。私は、家に持って帰って夕飯に食べました。とても美味しかったです。御汗観音の後は、ひたすら道を下って上関城山歴史公園に向かいました。

   お接待にいただいたささげ混ぜご飯        立派な石垣の階段を下る
 

 上関城山歴史公園では、昨日桜祭りがあったようです(河津桜)。入口付近にお祭りの旗がまだ残っていました。お祭りが昨日だったにも関わらず、たくさんの人が桜を鑑賞していました。桜は満開をちょっと過ぎた頃でしたが、とても綺麗でした。さらに、土手に植えられたスイセンが満開でした。桜のピンク、そしてスイセンの黄色がとても鮮やかでした。

              河津桜を背に笑顔の7人、このころ天気が下り坂に


 上関城山歴史公園では、満開の河津桜やスイセンに囲まれて20分位休憩をしました。染井吉野桜は花が散った後に葉が展開しますが、河津桜は花が散り始める頃に葉が展開するようです。河津桜の花をよく観察すると、花びらはピンクですが、花芯は赤みがあります。とても鮮やかな花色は、花芯の赤のためではないでしょうか。

                花芯がわずかに赤い、散り始めの満開の河津桜


 上関城山歴史公園で休憩していると、ポツリポツリと小雨が降り始めました。天気予報通り、午後から天気が下り坂に向かっているようです。すぐに出発しました。小雨がぱらつく中、いったん道を登り、竃八幡宮行きました。そして、右手に旧上関小学校校舎を見ながら石階段を降りました。降りたところは、上関町役場横でした。上関町役場からは、旧道を囲むいわれのある古い建物を左右に見ながら歩きました。

  上関大橋を向こうに,右手に旧上関小学校跡を見つつ、竃八幡宮の石階段にて


     竃八幡宮の石階段を降りる          左右の古い建物を見ながら歩く
 

 時間があれば、NHK連続テレビ小説「鳩子の海」が撮影された箇所の一つである熊毛南高等学校上関分校跡地を見る予定でした。しかし天候も悪くなり時間も迫ってきたため、残念ながら割愛しました。ひたすら道を歩き、上関特産物センターに立ち寄った後、再び上関大橋を渡りました。渡っている時、ちょうど下を貨物船が通りました。橋の中央部で手すりに手をかけて、橋下を通過する貨物船を見下ろしました。そして橋を渡り終えた後、橋の袂の吉田松陰碑を見学しました。

              上関大橋の下を通り過ぎる貨物船を見下ろして


 最後に四階楼を見学しました。私が代表として記帳しました。管理人の方が、下見に訪れた私を覚えていました。車輪を回すウォーキングメータのことを覚えていたとのこと。ウォーキングメーターを回している人はあまりいませんので珍しかったのでしょう。急な階段を登りながら各階を管理人の方と一緒に回りました。解説ありがとうございました。
 四階では素敵なステンドグラスに再会です。仲間の一人が、畳の中央に仰向けになって天井彫刻をデジカメに撮っていました。四階楼の見学を終わると、スタート地点である駐車場に戻り解散としました。ほど良い足の疲れのまま談笑しつつ、集合地点の平生イオンタウンまで運転しました。参加者のみなさん、お疲れ様でした。

 (追伸)我家から上関到着までの約1時間ずっとエンジンを止めずバッテリーを充電し続けたため、バッテリーは生き返っていました。やれやれ、よかったです!!

    下見以来、再度訪問した四階楼          綺麗な四階のステンドグラス
 


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