故障個所が、9V(006P)電池を取り付ける端子と分かりました。その故障個所を直すため端子を切り開きました。カッターナイフを使って絶縁箇所をはぎ取りました。やはり、9Vのマイナス端子が断線していました。何年もの間、電池を入れ替えている間に切れたのでしょう。そこで、断線した箇所を半田付けして接続しました。その後、電池を取り付けるとラジオ放送を聞くことができるようになりました。電源スイッチ兼音量調整と周波数調整の両ダイヤルは共に正常に動作しました。治って良かったです。
9V電池を入れてスイッチON後、ラジオ放送を聞く
今回のラジオの修理で一番気を使ったのは、断線した9V電源端子の修理です。新しい端子と交換しても良いのですが、このラジオは基板を外すことができません。そのため、端子そのものを剥がして修理しました。今までにない修理方法です。
9V端子の皮膜を剥がす 端子の内部を露出 切断箇所を半田付け
9V端子の修理が終わって9V電池を付けると、ラジオ放送の音が出るようになりました。ついでに、周波数の範囲をSG(Signal Genatater)で計測しました。すると、510~1640KHzで正常範囲でした。ただ、イヤホン端子がはずれていたため、イヤホンが使えません。専用ナットが外れて無いようでしたので、見繕って取り付けて、さらに接着剤で固定しておきました。
なお、イヤホンが故障してるようで音が出ませんでした。代わりに私が持っているイヤホンを差し込むと音が出ました。イヤホンで音を聞きたい場合は購入してもらうしかありません。
とにかく無事に治って良かったです。思い出のラジオだと思いますので、今後も大切に使ってもらえたらと思います。
ナットが無くグラグラするイヤホン端子 周波数範囲を測定の結果、正常
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古いスヌーピー(snoopy)型トランジスタラジオの修理(2/2)
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