野菜や麦などを栽培しているとたくさんの杭や支柱を使います。園芸店では鉄柱にプラスチックをコーティングした杭や支柱を売っています。しかし、長年使っていると、折れたり中の鉄が錆びたりして使えなくなってしまいます。それだけならば良いのですが処分に困ります。腐らないし、ゴミとして出しにくいし、再利用できないのです。
そのため、なるべく自分で小さい杭や支柱を作っています。数年前に作った竹杭や支柱が折れたり腐ってきたため、竹で新しく杭を作って補充しました。竹杭作りはノコギリ,斧,鉈があれば難しくありません。なお、斧は鉈で代用できます。
鉈で竹杭の先端を鋭く削る
竹杭を作るため竹林に行って竹を切り出しました。竹林から持ち運びやすいように枝が少ない根本部分を切りました。何本か切ると作業しやすい広場に運びました。そして、作りたい杭の長さに切りました。続いて、杭の幅に合わせて斧で押し当てるようにして節を割りました。
竹林で竹を切る 杭の長さに切る 節を斧で割る
節を割り終わったら、鉈で先端が鋭くなるように削ります。最後に、紐や糸が引っ掛けることができるよう窪みを付ければ完成です。たかだか1時間もあればできる作業です。自宅にある材料を加工しては野良仕事資材を作っています。言わば、子供時代から手遊びです。
紐を引っ掛ける窪み 完成した簡易杭