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Channel: 東京里山農業日誌
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ほぼろ版買物籠の試作(5/5) やっと完成

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 やっと、ほぼろ版買物籠が完成しました。生姜で作った手提げ部の縄は、ほつれやささくれが散見されたためハサミやニッパを使って取り除きました。それでも少しゴワゴワしたため、手で持つ部分を布で覆うことにしました。
 試作した買物籠を反省すると、
①底部をもう少し丁寧に編む必要があった
②手提げ部の縄が少し太かった。細い三重撚りにすれば良かった。
③手提げ部の縄がもう少し長ければ、肩掛けもできた
まあ試作品なので良いことにしましょう。次からはもう少し改良して丁寧に作ろうと思います。

           やっと完成したほぼろ版買物籠の試作品

 今回試作をして困ったのは稲わらが短い事でした。底が深い籠を作ろうとすると、穂先まで使わなければなりません。穂先を使うと、籠の形が少し変形したり,ほつれが出たり,さらに丈夫さが減ります。
 昔の稲の品種であるコシヒカリや、酒米の山田錦などは背が高いです。ちなみに、コシヒカリはよく倒れたのでコケひかりと呼ばれていたそうです。良い籠を作るため、背が高い稲わらを入手したいものです。ただ、最近のコンバインは稲刈りするとすぐに稲わらをバラバラにします。そのため、稲わらが残りません。

 ささくれをニッパで取る   手提げ縄の重心確認   手提げ部の布を選ぶ
  

 ところで、ほぼろ版の籠などを製作していると姿勢が悪いのか年齢のためか腰が痛くなります。縄を編んでいてもやはり腰が痛くなります。そのため、近いうちに座椅子を買おうと思っています。
 さらに、床や土間に座ってではなく、普通の椅子とテーブルを使って作れないかと思案しています。そのための専用の椅子,編み台,専用テーブル,そして適度な治具を作ろうと思います。体あっての製作ですので。

   手提げ部に付ける布を縫う       布を手提げ部の縄に通す
 

 次は製作途中のほぼろ版猫ちぐらを完成しようと思います。前回試作したものは子猫ちぐらでしたので、今度は大人の猫が入ることができる大きさにします。また、猫の入口がある屋根部と底の円座を分離できる仕様にしてみようと思います。そうすれば、内部に残った猫の毛を掃除がしやすくなります。 今後は猫ちぐらの他にポシェット,枕,シートなど、ほぼろを応用したわら細工のメニューを増やそう思っています。

        実際にバナナ、パン、ネギ、菓子などを入れてみる
 


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