真空管ラジオのシャーシを取り出して調査すると、チューニング糸が外れていることが分かりました。そこで、糸を元通りにプーリーやダイヤルつまみの軸に掛けたりしました。すると、チューニングつまみを回すとスムーズに糸が動いてバリコンが動くようになりました。その後、40年位前に購入したディップメーターを倉庫から探し出しました。そして、そのディップメーターを使ってラジオが正常に電波を受信するかテストしました。
ディップメーターを使ってラジオの受信性能を確認
ディップメーターは主に電波の周波数を確認するためのものです。目的の電波が入るとメーターがピクリと下がります(ディップします)。もう一つの機能にOSC機能があり、微弱な電波を発信することができます。周波数を変えたり電波の強さを変えることができます。その微弱な電波を使ってラジオの性能を簡易的に測ることができます。
糸をプーリーに掛ける ダイヤル指針を確認 真空管の光を確認
ディップメーターで確認すると、AM電波の550~1600KHzの電波を受信することが分かりました。その確認中にNHKの第一放送や第二放送などが次々に入ってきました。真空管などの電子部品は正常のようです。次回は、ラジオの隅々を綺麗に掃除して、シャーシをラジオ筐体に元のように収めようと思います。
ディップメーターのコイルを選択 コイルをディップメーターに装着
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昭和40年に購入した松下製真空管ラジオの修理(2/x)
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