一年近く休んでいた松下製トランジスタラジオ AT-175Jの修理を再開しました。前回までに電子回路内の修理や筐体の洗浄が済んでいたので、今回からは主にラジオ筐体周辺の修復をします。まず始めに、イヤホン端子を取り付けました。取り付けたイヤホン端子は、私が秋葉原に行った時に傷んだイヤホンの代わりに修理用として購入しておいたものです。
ピッタリはまったイヤホン端子 ワッシャー部分が1mm程度露出
次に電源用の端子を取り付けました。電子回路のテスト用として定電圧装置から電源を引いていたため、その線を取り去って9V 006P用の端子を取り付けました。半田付けした個所に同じ赤色と黒色の絶縁チューブを取り付けておきました。。
6Vの電池BOX端子にはめ込むための9V 006P端子を取り付ける
006P端子を取り付けると、単三3本を入れる電池BOXにはめ込みました。この電池BOXも秋葉原行った時に、このラジオ用に購入したものです。
次に、アンテナねじ込み端子を元のように筐体に取り付けました。この端子は短波をより良く受信するために、ねじ込み式アンテナをはめ込む端子です。このラジオが製造された昭和30年代初頭は、アンテナはラジオに内臓されておらず、手でねじ込むタイプが多かったようです。そのうち、アンテナが内臓されるタイプのラジオが販売されるようなりました。アンテナを紛失することが多かったり、手でアンテナをねじ込むことが面倒だったのでしょう。
6V電池BOXを006P端子に取り付け アンテナねじ込み端子を筐体に取り付け
イヤホン端子やアンテナねじ込み端子を取り付けた後、裏蓋が閉まるかどうかチェックしました。すると、ピッタリと裏蓋を閉じることができました。次に、イヤホン端子やアンテナねじ込み端子に電線を取り付ければ、一通りの修理は終わりです。あとは、トラッキング調整したり、受信周波数などの確認をします。
電池BOXを収納後、裏蓋がピッタリ閉まるかどうかチェック
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古い松下製トランジスタラジオ AT-175Jの修理(7)
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