四十九日の法要が終わった次の日、カーラジオの修理依頼主のKさんの家に家内と行きました。Kさんの家に着くと、家の前に日野コンテッサと呼ばれる昭和30年代に製造された乗用車が置かれていました。その当時、自家用車を購入できるのは限られた人でした。
何十年ぶりに見た日野コンテッサ
直したカーラジオは東芝製と三菱製です。クラシックカー日野コンテッサに取り付けられていたとても古いカーラジオで、果たしてちゃんと音が出るか心配でした。車に取り付ける前にバッテリーとアンテナを取り付けてみました。そして、スイッチを入れてボリュームを上げて、チューニングダイヤルを回すとラジオ放送の音が聞こえてきました。思っていたよりも良い音でしたので、安心しました。ついでに東京地域のラジオ放送局に合わせてプリセットしておきました。
日野コンテッサのリアエンジン 運転席に座ってラジオを聴く
音が出る事を確認すると、Kさんは日野コンテッサの中に潜り込んでカーラジオを組み込んでいました。その間、Kさんのお母さんとお話しをしました。Kさんのお母さんは山口県光市の出身でしたので、いろいろと懐かしいお話しをさせていただきました。とても穏やかで優しいお母さんでした。お話しを聞くと、亡くなったご主人(Kさんのお父さん)は柳井市出身で日野自動車に勤めていたそうです。
〇:日野コンテッサのダッシュボードに収まったカーラジオ
お母さんとお話しをしていると、Kさんの妹さんとその子供達がクリスマスのためやって来ました。その子供達も加わっていろいろ楽しく談笑しました。小中学校頃の子供は何にでも興味があるようです。私が川で救ったカモや飼っていた亀などの話しなどをすると、照れ笑いしながら興味深く聞いていました。
楽しくお話しをしているとKさんから、直したカーラジオを日野コンテッサに組み込んだとのこと。さっそく、車に行ってみました。すると、綺麗にカーラジオが組み込んであり、ラジオのいい音が鳴っていました。
後ろから見た日野コンテッサ 日野コンテッサ横に立つ家内
カーラジオが組み込まれた日野コンテッサの運転席に座ってみたり、ハンドルを回して見ました。ところで、この日野コンテッサがユニークなのはリアエンジン駆動であることです。以前よく走っていたスバルやフォルクスワーゲンもリアエンジンでした。しかし、今はフロントエンジンのFFが多くなってしまいました。日野コンテッサは、日本の自動車の歴史を彩る貴重な自動車だと思います。
Kさん、大切なクラシックカーである日野コンテッサをみせていただきありがとうございました。
私,Kさん,Kさんのお母さん,そしてKさんの妹さんとその家族
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義母の四十九日法要のため東京に (3/4)
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