モーターが動かないオープンリール式デッキですが、モーターの軸が露出していません。モーターを分解するのはとても困難なようです。機械が複雑に入り組んでいるため、一度分解してしまうと元に戻せないような気がしてきました。このため、スプレー式の油を使ってモーターに油をさしました。
スプレー式の油をモーターの軸に吹き付け
すると、電源を入れても自然にモーターが回るようになりました。モーターが回らない故障はこれで解決です。つぎに、右メーターのランプが点かない故障の修理をしました。メーターを外して、ランプの部分を取り出してみました。特に断線はしている様子はありませんでした。元のようにメーターを組み込むと、ちゃんとランプが点くではありませんか。単純な接触不良だったのではないかと思います。
直した、右メーターの赤ランプ 正常に動くようになったテープデッキ
これで、このオープンリール式テープデッキの修理は終わりました。そこで、テープを取り付けて音楽を聴くと、ちゃんと治っていました。ただ、テープの早送りや巻き戻しが弱いようです。40年近く使っていなかったので、いろいろな不具合は仕方ありません。その音楽を一度だけテープデッキで再生して、パソコンデータとして取り込もうと思います。そうすれば、以後テープデッキで音楽を再生する必要がなくなりますので。
治ったことを確認したテープデッキにカバーを取り付け
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古いTEAC製オープンリールデッキの修理(2)
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