前回、掘り上げたクズの根っこを家に持って帰りました。この根っこを粉砕してくず粉を作ります。しかし、今回掘った根っこはあまり太くなく澱粉をあまり含んでいないようです。あまり根が太くありませんし、触った感じがカチカチで木の根のようです。
根っこを手で左右に裂いてみる、裂け目は白色がすぐに茶色に
クズの根っこは木の根っこに比べて柔らかいのが特徴です。特に澱粉をおおく含んでいる場所は膨らんで簡単に手で裂くことができます。ただし細かくするには、包丁やはさみを使います。以前クズ粉をたくさん作ったときは、包丁で簡単に短冊状に切ることができました。しかし、今回採取した根は澱粉をあまり含まないためか、包丁では切れませんでした。代わりにはさみで1cm大にカットしました。
はさみで根っこをカット カットし細かくなった根っこ
細かくした根っこをミキサーにかけました。以前くず粉をたくさん作った時、一度に根っこを入れすぎてミキサーが熱を持ちヒューズ飛んでしまいました。このため、少しずつ、最初はショートスイッチを使って粉砕しました。たくさんの根っこを入れて粉砕しようとすると、ミキサーが暴れたりヒューズが飛ぶので注意が必要です。
一度に入れる量の根っこ 最初、ミキサーのショートスイッチを使用
ある程度粉砕が進むと、スイッチを入れたままにしてさらに細かくなるように根っこを粉砕しまた。この頃になると泡立ってきますので、水を継ぎ足すなどすると良いでしょう。なお、根っこの繊維はなかなか粉砕できず、ミキサーの刃にまといつくようでミキサーが異常振動することがあります。
粉砕し終わり泡立ったクズの根っこ
次に予めボールに敷いていた布の上に、ミキサー内の粉砕物を汁ごと移します。最初に泡が、続いて濃い茶色の汁が出ます。ミキサーの底に溜まった繊維状の物も、かき出してボールに敷いた布の上に取り出します。
ボールの上に布を敷く ミキサー内の粉砕物を全部、布上に移す
布の上にミキサーの粉砕物を全部移すと、粉砕物がはみ出ないようにしながら絞ります。すると、濃い茶色の汁がボール内に大量に出ます。この濃い茶色の汁の主成分はタンニンだそうです。この取り出した濃い茶色の汁から澱粉を取り出します。
布を手で強く絞る たくさん出る濃い茶色の汁
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くず粉を作る(2)
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