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Channel: 東京里山農業日誌
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CB無線機 GORILLAの修理(1)

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 近所に住むAさんから、CB無線機の修理を依頼されました。ラジオの修理は数多くこなしましたが、無線機の修理は初めてです。形状から車載用の無線機のようです。とすると電源は12Vのようです。
 故障のいきさつは、電源を誤って逆につないだら、その後まったく動作しなくなったとのこと。普通、ラジオにしても無線機にしても、保護ヒューズが付いているはずなのに不思議な事です。そもそも電源を逆に繋ぐことなど、電源端子形状からめったに無いのですが?

     これから修理を始める無線機            これ正規品?電源接続部
 

 無線機の蓋を開ける前に、筐体を手に取って丹念に見るとヒューズがありません。通常のヒューズではなく、ヒューズ抵抗が使われているようです。ヒューズ抵抗とは、電子回路を守るために回路の入口に入れる抵抗です。過大な電流が流れると焼き切れて、回路を守る役割をします。
 まずは修理のセオリーに従って、蓋を開けて内部を大まかに確認しました。ヒューズ抵抗の燃え跡や基板付近に焦げ跡のようなものがないかどうか丹念に見ました。しかし、焦げ跡のようなものはありませんでした。
 面白いことに気が付きました。電源接続部の端子が正規品ではないようです。正規品ならば+-を間違えないように凹凸があります。それがありません。この端子ではうっかりして+-を間違えてしまいかねません。この無線機は改造品なのでしょうか?このような無線機は、マニアによって周波数を変えるような改造がよくあるようですので。

            裏蓋を開けると複雑な回路基板が見える、このどこが故障?


 外観を見ただけでは、どこが断線しているのか逆にショートしているのか分かりません。そこで、定電圧装置から2V程度の低い電圧をこの電源端子に接続してみることにしました。すると面白いことに、電流も0,電圧も0になるのです。この定電圧装置の保護回路が働いて電圧も電流も0になったのです。つまり、この無線機のどこかがショートしているのです。今後は、どこでショートしているか探索します。

      定電圧装置から給電              電流0電圧0になった定電圧装置
 


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