このCB無線機 GORILLAの修理履歴です。それぞれをクリックしてください。
修理(1/3) 修理(2/3) 修理(3/3)
故障したダイオード(1N4002)とほぼ同じ規格のものを、同じ郷土館に勤めているHさんに2個いただきました。耐圧1000Vで最大平均電流が1Aです。このいただいたダイオードを取り付けることにしました。Hさんありがとうございます。
Hさんにいただいた交換品2個 左:短絡したダイオード,右:交換品
交換用のダイオードを取り付ける前に、故障したダイオードと同じようにプラス側の線をU字型に曲げました。そして、二つの穴に通してから回路基板に半田付けしました。半田付けが完了すると、はみ出た線をニツパ―で取り除きました。あっけなく修理が終わりました。
ただ不思議なのは、なぜこの無線機にはヒューズが使われていないかです。使われていれば、今回のように誤操作(電源+−逆接続)による故障の場合はヒューズ交換だけで容易に修理できるはずなのですが。車載のヒューズで守られるからでしょうか。しかし、この無線機を車以外の例えば家に持ち込んで使った場合、この無線機は無防備になります。車に装着して使うだけの前提で設計されているようにも思えます?
交換用のダイオードを回路基板に半田付け
半田付けが終わると、ダイオードを摘まんでちゃんと固定されているか確認しました。確認が終わると、無線機の上下の蓋を取り付けました。そして、電源コードを差し込みました。正規品のコネクタではないので、+と−を間違えないように注意して差し込みました。
40年位前の事でしょうか、私は簡単な2石程度のAM送信機を作ったことがあります。1石は音声増幅に、1石は発振器に使いました。さらに1石のFM送信機も作りました。確かFM変調はコンデンサマイクの音声容量変化で実現したように思います。その無線機がどのくらい届くのか、東京の奥多摩湖まで行って実験しました。300m位は電波が飛んだでしょうか。たった1石の発振器(電源9V 006P)で、送信距離を競ったのです。
〇:交換したダイオード 電源用コードの取り付け
安定化電源の電圧を12Vにして、このCB無線機に電気を流しました。すると、前面パネルが光りました。実際に送受信したわけではありませんが正常のようです。電流は300mA程度でした。このCB無線機、ICや水晶周りが故障していたらとても直せなかったかも知れません。電源周りの故障でよかったです。直したこのCB無線機、Aさんの奥様に昼間届けておきました。
正常に光っている無線機の前面パネル