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Channel: 東京里山農業日誌
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梅雨が明け、ようやく小麦やオート麦(オートミール)を脱穀

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 長い梅雨が明けて、ようやく真夏日が続くようになりました。刈り取り後なかなか脱穀できなかった小麦とオート麦を脱穀できる日がやってきました。去年と比べて2週間近く遅れた脱穀でした。天日干ししていた期間が長かったため、せっかく収穫した小麦やオート麦はスズメや鳩に食べられ放題でした。台風が来た時、小麦やオート麦を覆っていたシートが風で剥がされていました。このため、いっそうスズメや鳩に食べられました。今年の収穫は散々でした。

     シートを外した天日干し麦              脱穀しやすいように小麦を移動
 

 まずは、脱穀する農機具を麦畑に運びこまなければなりません。最初に脱穀機、続いて発動機を運び込みました。これらの農機具は、私が東京に住んでいる時に近所の農家からもらって来たものばかりの機械です。昭和30年代のとても古い農機具です。
 最初、発動機に冷却用の水を入れます。そして、軽油を注ぎ込んでエンジンをかけました。続いて脱穀機と発動機のプーリーを平ベルトで繋ぎました。脱穀機のドラムが回転を始めると、脱穀の開始です。先月刈り取りした小麦は、スズメや鳩に食われてだいぶ穂が軽くなっていました。このため、脱穀する前の段階で今年の収穫量が少ないことが分かりました。

            発動機と脱穀機を平ベルトでつなぎ、脱穀の開始


 小麦の脱穀が終わると、次にオート麦(オートミール)の脱穀を始めました。刈り取り前にスズメや鳩に食害されたため、天日干しした穂はスカスカでした。実際に、脱穀すると茶碗5杯位の収穫量でした。この量はこの秋の種まき用として使う量です。今年はオートミールは食べられません。やれやれ!

       天日干ししたオート麦              この秋の種まき用のオート麦
 

 それにしても脱穀した後の小麦やオート麦の量が少なすぎます。おかしいなと思って脱穀機を調べました。すると、脱穀機の底に直径2cm位の穴が開いているではありませんか。この穴からボロボロと麦がこぼれていたのです。いったん地面に落ちた小麦は、砂や泥が混じっているため食べることができません。あーがっくり!

       底に穴が空いていた脱穀機             左小麦、右オートミール
 

 収穫した麦を我家に持って帰ると、すぐに天日干ししました。日光に当てて麦をさらに乾燥したり、麦に潜んだ害虫やばい菌を退治します。日光に当てた後、脱酸素剤を入れた袋で保存します。なお脱酸素剤として、私は安価なホッカイロを使用しています。
 今年の小麦は極端に少ない3kg程度。去年60kgの1/20です。1kgはこの秋の種まき用に残すことにしました。残り2kgは製粉して食べます。今年はとても貴重な小麦となりました。オートミールは全量、この秋の種まき用として残します。

            天日干し中の小麦、乾燥後に地粉にすると可食


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