夏になると、いろんな生き物が成虫になります。田んぼではイナゴがよく発生しますが、普通の畑ではトノサマバッタなどのバッタ類が発生します。ただ大発生しないのは、カマキリやクモ類の肉食昆虫が適度にいるためでしょう。例えば、田んぼにカマキリがたくさんいる年はイナゴは少なくなります。先日孵化したカマキリの子供も今頃は大きくなっていると思います。そして、バッタなどの害虫をせっせと食べていると思います。
茶色のトノサマバッタの成虫 捕まえても、あまり嫌がらない?
バッタを含めた畑の害虫は、人間にとって害虫であっても自然界ではどちらとも言えません。適当に草を食べているわけではないようで、病気になったような弱い草やひ弱な草を食べているようです。バッタから見て、硬い草ではなく柔らかい草を選んで食べているのではないでしょうか。つまり、強い草を選別する働きをします。
また、バッタはカマキリに食べられてしまっても、最終的にカマキリの糞となって植物に帰っていきます。いわゆる自然の循環のサイクルの中に、バランス良くバッタもいるのです。人間はどうでしょうか?
捉えたバッタの面構え、なかなか立派な面構え
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立派な面構えのトノサマバッタ
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