5月末に種をまいた陸稲(うるち種:農林24号)がようやく出穂しました。7月上旬に草取りしましたが、それから2ヶ月位経ってまた、雑草がびっしりと生えていました。このため、雨の合間を見ながら雑草を刈り取りしました。腰を落としての作業は疲れます。
穂が出た陸稲、9月中旬にに稲刈り予定
7月上旬の草取りは、主に手で草を引き抜いていました。しかし、夏になって雑草も勢いづいて茎が太くなっていました。このため、手で引き抜くことがとても無理です。このため、鎌を使って刈り取りしました。
除草前の陸稲 除草直後の陸稲
草取りをしていると、十分に育った稲もあれば、背が低いままの稲があることに気が付きます。育ち方の違いの理由は、主に雑草と肥料です。陸稲は畑に種をまくため、どうしても初期成長が遅く雑草に負けてしまいがちです。このため、初期の除草がとても大切です。
畑での稲作と水田での稲作とは除草方法が大きく違います。水田は水深さえ守っていれば除草はそれほど必要ありません。しかし、畑は除草作業が不可欠です。水田が広まった理由のひとつに除草があるのです。さらに、畑は雨などで肥料が流出しやすいため適度に肥料をまくことが大切です。今回育てた陸稲を見ると、手のかけ方による成長の違いがよく分かります。陸稲は、水稲よりとても手間がかかります。それが、陸稲が作られなくなった理由です。
めい虫にやられた陸稲の穂 茎に食い入っためい虫
私は陸稲を無農薬で栽培しています。このため、どうしても害虫にやられてしまいます。育った陸稲をよく観察すると、害虫であるめい虫の被害にあっていました。白くなった穂、茶色になった茎や葉は、どれもめい虫の被害にあったものです。農薬を使えば被害を防ぐことができたのでしょうが、私は3割程度は害虫や害鳥にやられても仕方がないと思っています。後日、害鳥に食べられないように網を張ろうと思っています。さて、今年はどれくらいの収穫があるでしょうか。
根元を綺麗に草取りした陸稲畑
ところで、浮島神社の祭礼がありました。去年と同様、道端で神輿,笛太鼓,そして宮司さんが来るのを待ちました。そして、到着すると御初穂料を納めました。お祓いが済むと、道端に立てていた竹を抜きました。その夜、浮島神社から花火が数発上がりました。
私が子供の頃、浮島神社にはもっとたくさんの人出があり花火の数も多かったことを覚えています。さらにその昔、浮島神社はひねきり明神と言って、夜な夜な若いお嬢さんがお尻をつねられる奇習がありました。つねられたお嬢さんは縁づきが良かったとか。
御初穂料をお納めする お祓いしている宮司さん
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陸稲(農林24号:うるち)の出穂と草取り、浮島神社祭礼
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