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Channel: 東京里山農業日誌
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楽しかった萩の一泊旅行(3/4)

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 朝6:00頃起きて朝風呂に浸りました。昨日の女性風呂と男性風呂とが入れ替わっていました。せっかくの機会なので、すべての湯船に浸ってみました。雨が降っていたため、外風呂だけははあまり楽しめませんでした。お風呂からあがると2階の食堂に行きました。バイキング方式の朝食でした。各人めいめい好きな料理を取って楽しく食べました。そして、9:00頃に萩本陣を出発しました。
 最初に訪問したのは毛利家菩提寺の東光寺です。この春息子と萩に行った時、吉田松陰の生誕地を訪れたついでに行ってみたかったお寺でした。三代目藩主が建立し、一代目藩主,二代目藩主,そして三代目以降は奇数番代の代々藩主が葬られた墓所です。

     萩本陣を9:00頃出立                 荘厳な東光寺の伽藍
 

 この東光寺、興味深かったのは木魚の元になったと言われる木製の魚です。お経を読むときに叩く丸い木魚の元になったものです。ここにある木魚は、大きな魚そのものです。げんこつで叩くとコンコンと音がしました。魚は瞼が無く眠らないため、修行する人も眠らないようとのことで魚の形をしているとか。いつ、今のような丸い木魚になったのでしょうか。おそらく、魚の形では吊るさなければなりません。お経を読むときに床に置いて叩けるように形が丸くなったのでしょう。

       趣のある東光寺の屋根下通り       木魚の原型、魚そのものの形
 

 木魚の原型を見学すると、毛利家墓所を訪ねました。この墓所に入ると、なんだか異形の空間に来たような錯覚に陥ります。斜面に作られているのが不思議です。藩主が見下ろせるためでしょうか。お寺なのに鳥居が配置されていたり、たくさんの灯篭が藩主を守る1人1人にも見えます。この墓所には三代目藩主に徳川家から嫁いだ亀姫も葬られています。亀姫を表した巨大な石の亀も不思議を醸し出していました。

            異形の空間に来たような錯覚に陥る毛利家墓所


 東光寺を出ると、萩市内から8kmほど離れた笠山に向かいました。笠山は何度か来たことがあります。よく行ったのは明神池です。この池はどこかで海で繋がっているらしく、海の魚がいます。そして、海に合わせて満潮干潮があるのです。そして、明神池近くの風穴は、夏は涼しい風が吹き出す天然のクーラーです。ここの名物は、美味しいサザエのつぼ焼きです。今回は明神池を通り過ぎてすぐのガラス工房に行きました。

       笠山麓のガラス工房              たくさんの萩ガラス食器を展示
 

 ガラス工房に入ると、ガラスを溶かしてコップなどを作っている作業を見学することができました。体験することもできるそうです。萩ガラス特有の薄緑色のガラス食器がたくさん並べられていました。ところで、このガラス工房、私が子供の頃には無かったように思います。それもそのはず、これらの萩ガラスは幕末にいったん消えたそうです。しかし、当時の文献などを元に近年復刻されたとのことです。

              どれを買おうかか迷ってしまう萩ガラス製品の数々


 ガラス工房で買物を済ませると、シーマートに向かいました。ここは、大学生だった息子と8年前に来た所です。その時は、確か二人で自転車をこいで笠山や反射炉に行った帰りに寄りました。市内からやや遠いシーマートで、足がとても疲れたことを覚えています。笠山方面に自転車で行くのは私にはちょときつかったです。
 ところでシーマートは新鮮な魚がメイン商品です。私は今回、お魚茶漬けと干物などを買いました。シーマートでの買物が終わると、市内に戻ってキモノスタイルカフェに行くことにしました。 

                新鮮な魚を中心にした、賑やかなお店シーマート


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