Quantcast
Channel: 東京里山農業日誌
Viewing all 4767 articles
Browse latest View live

時期遅れの、ジャガイモ掘り上げ

$
0
0

  夏ジャガイモは毎年6月頃に掘り上げします。しかし、今年は忙しくてすっかり遅れてしまいました。そのため、この猛暑の中で仕方なくクワを振り上げて収穫しました。しかし、ジャガイモが埋まっている畝は、この日照りでカチカチに固まりなかなか掘れません。汗だくで何度もクワを打ち付けての収穫です。こんなに畝が硬くなっているとは思ってもみませんでした。

        カチカチに固まったジャガイモ畑でクワを振り降ろす


 ジャガイモを掘っていると、汗が目に入って痛くなりました。そのため、1畝だけジャガイモを収穫しました。残りの畝のジャガイモは後日、涼しくなって掘り上げようと思います。こんな猛暑の中で、ジャガイモを収穫したのは初めてのことです。

    出てきたジャガイモ           カチカチの土から芋を取り出す
 

 今年は、芋にしても野菜にしても収穫が思うようになりません。来年はもう少し野菜の種類を減らしたり、一番手間のかかる小麦などを止めようと思います。やはり、野菜作りもコスパを考えて作らないといけないようです。

         カチカチのジャガイモ畑、左隣の畝は後日収穫


平生町の花火大会、田布施川から鑑賞

$
0
0



 真夏の花火大会の季節になりました。去年と同じように、麻郷八海側から平生町の花火を鑑賞することにしました。その2時間前、E邸に数人が集まって夕食を取りました。美味しい料理に舌鼓を打ちながら、楽しい話題で盛り上がりました。そして、20時頃にE邸を出発しました。田布施川堤防の道を1km位歩いて、花火がとても良く見える麻郷八海まで行きました。

       美味しい料理に舌鼓を打ちながら、楽しい話題で盛り上がる

 ところで、田布施町では花火大会がありません。その昔、麻郷新川地区の浮島神社で花火大会が行われていました。当時の新川には花火師がいたため、花火を自前で打ち上げることができたのです。子供の頃、毎年浮島神社のお祭り時に花火を見に行ったものです。しかし、いつの頃か浮島神社の花火大会は無くなってしまいました。今は無き浮島神社の花火大会を思い出しながら、今年も対岸の平生町の花火を鑑賞しました。

    かつての浮島神社の花火大会を思い出しつつ、平生町の花火を鑑賞

遅れに遅れた、小麦の脱穀とジャガイモの収穫

$
0
0



 6月初めに刈り取りした小麦、だいぶ遅れて脱穀しました。1ヶ月前に脱穀できれば良かったのですが、8月になっての脱穀は猛暑で汗だくでした。まず、脱穀機や発動機を畑に設置するのが大変でした。午前中は婆様の通院だったため、午後になってからの設置となりました。当然、一番暑い時刻でした。

            直射日光が突き刺さる中、小麦の脱穀を開始

 2ヶ月間前に刈り取りした小麦を、半ば畑に放置していました。雨だけには当たらないようにしていましたが、予想通り、一部を鳥に食べられていました。一番弱ったのは、コクゾウムシが小麦に入り込んでいたことです。明日にでもすぐに日光消毒しないと、すべての小麦を食べられてしまいます。

  脱穀機を回す発動機    干した小麦を渡す       脱粒した小麦
  

 小麦の脱穀が終わると、掘り残したジャガイモの収穫に取り掛かりました。これまた刺すような直射日光の中での収穫です。乾いてカチカチのジャガイモ畑でした。今年はニジュウヤテントウムシが大発生したため、ジャガイモの葉が十分茂らないうちに枯れてしまいました。そのため、いつもの年よりも少ない収穫量でした。

        刺すような直射日光の中でジャガイモの収穫


 小麦の脱穀とジャガイモの収穫を手短に済ませて、木陰で休憩しました。冷たいコーヒー、お茶、パインジュースを飲んで一休みです。今回収穫した小麦にはだいぶコクゾウムシが発生していたため、食用には使えない見込みです。そのため、この秋の種まき専用にしようと思います。
 この猛暑の中で、小麦の脱穀やジャガイモ掘りを手伝っていただいた方々、ありがとうございました。助かりました。

         小麦の脱穀とジャガイモの収穫を済ませ、木陰で休憩

脱穀した小麦の日光消毒

$
0
0

 昨日脱穀した小麦は、刈り取りから2ヶ月野外に半ば放置していたため虫にやられていました。特に、コクゾウムシがたくさんいました。乾燥を兼ねて虫を退治するため、日光消毒をしました。消毒といっても、薬をまくわけではありません。小麦の粒を直射日光に当てて熱や紫外線で消毒し殺虫するのです。

  ブルーシートと小麦   シートを広げ小麦を置く  小麦粒をレーキで広げる
  

 去年もブルーシートを広げて日光消毒をしました。去年は虫があまりいませんでしたが、今年はたくさんいました。シートを広げて小麦をその上に置きました。そして、レーキを使って小麦を平らに広げました。すると、小麦の中からたくさんのコクゾウムシが出てきました。日光から逃げようとしているのでしょう。

         ブルーシートを広げ、小麦粒をその上に薄く広げる


 コクゾウムシは、たった1粒の小麦があれば1匹が育つようです。また、水分が無くてもデンプンを水分に変えるようです。卵から成虫になるのに2週間もかからないのではないでしょうか。だから、2ヶ月も小麦を野外に放置するとネズミ算式に増えるのだと思います。恐るべしコクゾウムシ。

小麦粒から出て逃げまどうコクゾウムシ   コクゾウムシと食べられ穴が空いた小麦粒
 

 私が子供の頃にも日光消毒をよくしました。筵(むしろ)を敷いて、その上に籾を置いてレーキで薄く広げるのです。それは秋の農家の光景でした。今はライスセンターができたため、個人で日光消毒することはありません。たくさん敷かれた筵とその上に広げられた籾の光景は、秋の風物詩だったと思います。その光景は懐かしい日本の原風景でした。

         筵(むしろ)を敷いて、その上で籾を日光消毒 2000.11.25 東京八王子市

猛暑の中、猫のリンちゃん夏バテ気味

$
0
0

  このところの猛暑は、人間だけではなく動物も同じように辛いようです。外飼い猫のリンちゃんは、我が家に近寄るのは涼しい夜だけです。そのため、餌をやる昼間は姿がありません。日が差し込まない山か、小川の近くで寝ているのではないかと思います。涼しい夜、我家に来て餌を食べています。※婆さまの猫嫌いで、やむなく外飼い。
 山で暮らしているためか蚊にやられて耳が血だらけです。痒くて思わず耳をかいてしまうからでしょう。近くの山には、キツネ,狸,イタチ,最近はアナグマが出現します。餌を盗まれないように気をつけています。ライバルばかりの山の中、リンちゃんは生き抜いているようです。

        夕方、我家の玄関前で寝そべる夏バテ気味のリンちゃん

サツマイモの草取り、畑の耕耘、麻郷盆踊り

$
0
0

 一滴の雨も降らない日々が続いていますが、今回はサツマイモの除草をしました。このところの日照りでサツマイモは息も絶え絶えの様子です。サツマイモの間に生える雑草も枯れそうな色をしています。何年振りかの日照りで、作物も雑草も生きるのに必死のように見えます。

           雑草を取り払っているサツマイモ畑


 サツマイモの畝をよく見ると、枯れてしまったサツマイモが目立ちます。枯れた箇所は雑草だけが残っているのです。その雑草も枯れたような茶色をしています。やはり、人間が育てる作物は雑草より弱いことが分かります。枯れないでいるサツマイモも、葉が虫に食われたのか日照りで枯れそうなのか、葉が透けています。

  ×:枯れてしまい消えたサツマイモ      枯れる寸前の透けて見える葉
 

 今年は、サツマイモの収穫はあまり見込めません。私が作っているサツマイモは麻郷公民館祭りで出す焼き芋用なのですが、必要量のサツマイモを確保できるか心配です。今すぐにでも雨が降って欲しい今日この頃です。

        サツマイモの草取りが終わった後、トラクターで畑を耕耘


 ところで、夕方は麻郷公民館で盆踊りです。今年は、郷土館などの仕事が忙しくて盆踊りのお手伝いができませんでした。そのため、今年は見学するだけとなり、申し訳けないような気持ちで参加しました。
 この春に中学生になった子供の1人と話をしました。去年までは小学生で太鼓を叩いていましたが、今年は太鼓を鑑賞する側に回っていました。子供達は年々交代しています。そのためか、太鼓を叩く子供の顔ぶれが去年と違ってみえました。一方で、太鼓や踊りを指導する大人の顔ぶれはあまり変わっていませんでした。毎年の指導、ご苦労様です。

           子供が太鼓を叩き、子供が歌う、田布施音頭

ついに壊れてしまった愛用の腕時計

$
0
0

 20年位前に購入して、永い間使い続けてきた腕時計がついに壊れてしまいました。時刻が変更できなくなったのです。がっかり!この腕時計を購入する前は、学生の頃から使ってきた安い腕時計でした。20年位前、やはり壊れてしまったため何を購入しようかと思っていた頃、Gショックブランドが出ました。高かったものの、Gショックを購入しました。このGショック、私の期待どうり20年以上使うことができました。捨てるのは忍びないため飾っておきます。
 1年位前のことです。Gショック腕時計の字がどうにも見えにくくなりました(老眼で)。その頃、田布施町Sスポーツ用品店に、たまたま数字が大きい腕時計が陳列されていました。すかさず購入しました。今後は、この腕時計を主に使うことになりそうです。

     左は田布施Sスポーツ店で購入、右は壊れたGショック

日照りの中、ダメ元で枝豆(鞍掛豆)の種をまく

$
0
0
 去年の8月に枝豆の種を蒔いて秋に収穫して枝豆パーティーにして食べました。私が作る枝豆は、主に東北で食べられている鞍掛豆と呼ばれている枝豆です。黒白の模様がある枝豆です。今年は日照りがひどいため種を蒔くのを止めました。
  ところで、去年収穫した豆はこのまま蒔かないでいると発芽力がなくなります。つまり、蒔かないでいると秋に捨てることになるのです。この日照りではとても芽が出ないと思いますが、ダメ元で種を蒔いてみることにしました。一つでも芽が出て種ができれば、来年蒔くことができます。              日照りの中、カラカラの畑に枝豆の種をまく  
 枝豆の種をカラカラに乾いた畑に蒔いていると、近くの雑草の間に枝豆の葉があることに気が付きました。去年こぼれた種から芽が出て育ったようです。まだ花は咲いていないようです。花が咲いて種ができたら、食べないで来年蒔く種に使おうと思います。この枝豆、雑草や日照りに負けないで大きく育っています。ど根性枝豆です。      白黒模様の枝豆(鞍掛豆)       去年こぼれた種から育った枝豆
 

もう一つのアメリカフヨウが開花

$
0
0

 先日赤色の花が咲いたアメリカフヨウ、隣に植えてあったアメリカフヨウも咲きました。このアメリカフヨウの花びらはピンク色でした。東京八王子市で暮らしていた頃は、このピンク色のアメリカフヨウが庭にありました。このため、久しぶりに再会したような気分でした。

       東京八王子で咲いていたアメリカフヨウと同じ色の花びら

  庭に三つのアメリカフヨウの苗を植えていました。ところが、三つ目のアメリカフヨウの苗がこのところの日照りで枯れていました。残念!何色のアメリカフヨウか分からないままとなりました。ところで、一番最初に咲いた赤色のアメリカフヨウ、次々に花を咲かせています。春に10個近い種をまいて、二つだけ庭に育ったアメリカフヨウでした。
 ところで、16日用事ができたため、東京に帰るのを一日伸ばして17日にしました。そして、21日に田布施で用事があるため20日に山口県に戻ります。なんだか今年は、せわしなく忙しい年です。

  次々に咲く赤色のアメリカフヨウ       枯れてしまったアメリカフヨウ
 

宿根のヒマワリが開花、菊かダリア?

$
0
0

 春に苗を植えた宿根ヒマワリ、ようやく花が咲くようになりました。しかし、とてもヒマワリには見えません。どう見ても、菊かダリアです。 葉もヒマワリとはほど遠いように思います。花が黄色でヒマワリに似ているため、ヒマワリの名前を使ったに違いありません。この偽ヒマワリ、抜いてしまおうか、どうしようかと思っています。とは言え、せっかく植えたのだからしばらく様子をみようと思います。

          とてもヒマワリには見えない、菊かダリア? 

猛暑で日照り、水を散布

$
0
0

 今年の夏は異常に雨が少ないため、枯れ始める花や葉が出ています。雑草はしぶとく生き残っていますが、観葉植物や野菜は今にも枯れそうなのです。そのため、仕方なく散水することにしました。

            畑に散水していると、わずかに虹が現れる


 今年はとても台風が少ないように思います。今頃の台風は、雨台風と呼ばれて田畑が潤います。今年はいつになったら台風が来るのでしょう。ところで、東京八王子市では豪雨だそうです。今年の気候は例年より異様だと思いますが、盆を過ぎたらどんどん雨が降るでしょうか。

          手前の砂糖もろこしと、向こう側の藍に散水

大輪ヒマワリの種を採集するも、野鳥に少し食べられていた種

$
0
0

 7月に花が咲いた大輪ヒマワリの種を採取しました。花びらが枯れて種ができているのでしょう、花が重く垂れるようになりました。このまま放置すると、雨が降ったりして湿ると、カビが生えることがあります、そうならない前に採種することにしました。ハサミでチョキンと花を切りました。花の中を見ると、たくさんの種ができていました。

   大輪の花が重く垂れるヒマワリ      たくさんの種が規則正しく並ぶ
 

 花びらには、たくさんの種が規則正しく並んでいました。ところが、何個か種が無いではありませんか。やられました。鳩かスズメか野鳥に食べられたにちがいありません。ヒマワリの種は栄養がたっぷりです。野鳥には美味しい食べ物だったようです。早く採種して良かったです。このまま採種していなければ、もっとたくさんの種を食べらていたところでした。野鳥の来ない日陰で乾燥することにしました。

         野鳥に種を食べられた跡があるヒマワリ

真夏、我家で元気に咲いている花々

$
0
0

 そろそろ夏が終わりです。ヒマワリはすでに枯れて来年のための種を取りました。ですが、我家ではまだまだ頑張って咲いている花がいくつかあります。私が山口県に帰る前に植えられた花がいくつかあります。その中には、花の名前が分からないものがあります。

         宿根性なのですが名前を知らない花、夏の間ずっと開花


 夏の花で一番知られている朝顔は初夏からずっと咲いています。網の上の方まで這い上がってしまったため、下からしか花を見ることができません。つるを切るか下げた朝顔だけは花を間近に見ることができます。冬の間に球根が残るダリアやカンナも元気に花を咲かせています。

  小さ目のダリアの花    初夏から元気な朝顔    威張って咲いているカンナ
  

 その他、ユリの仲間,なでしこ,そして千日紅なども元気に花を咲かせています。そろそろ夏が終わる季節になりますので、今後はコスモスを代表とする秋の花が咲くようになります。花を見ているだけで、一年が隙間なく移り変わっていることが分かります。ところで、宿根性の花よりも、種を蒔いて育てる花の方が大きく鮮やかなように思います。どうしてでしょう?
 ところで、家内とその姉妹達と中央アルプスの甲斐駒ケ岳周辺の登山をしてきました。野生の熊やオコジョを見たり、神秘的な雲海やご来光を見たりと、忙しい日々を過ごしてきました。少しばかり疲れました。21日は、さっそく少年少女発明クラブでチャレンジコンテストの工作指導です。これまた忙しい日々の始まりです。

   ユリの仲間?の花     宿根性のナデシコ    ボンボン花の千日紅
   

中央アルプス木曽駒ケ岳周辺を1泊2日登山(1/6)

$
0
0



 久しぶりに東京に行くと、中央アルプスの木曽駒ケ岳登山に行くことになりました。私は20歳代の頃、いろいろな山に登りました。アルプスは40年ぶり位でしょうか。今回一緒に登ったのは、家内,その妹二人(cちゃん,kちゃん),そしてその娘の一人(mちゃん)です。にぎやかな女4人組に付いて行きました。出発したのは、18日早朝新宿バスターミナルです。一年位前にできたバスターミナルです。

 バス乗り場に向かう     バスに乗って長野県へ    駒ヶ根市でバス乗り換え
  

 新宿バスターミナルから4時間ほどバスに揺られ、駒ヶ根市に着きました。そして、駒ヶ根ロープウェイに向かうバスに乗り換えました。狭く険しい山岳道を行くと、駒ヶ岳ロープウェイ乗り場があるしらび平に到着です。シーズンのためロープウェイは忙しそうに動いていました。すぐに乗りました。ロープウェイの到着駅は千畳敷駅で、日本で最も高いところにあるロープウェイ駅です。駅に降りると、さすがに涼しい風が吹いてきました。

 ロープウェイに乗る      はるか下に見える滝    駒ケ岳神社に無事を祈願
  

 ロープウェイを降りると、観光客がたくさんいました。千畳敷は登山客だけではありません。ハイヒールを履いたような若い女性も少なからずいました。ここは、居ながらにしてアルプスを体感できる場所なのです。数万年前、ここに氷河があった千畳敷カールが残っています。そして、その周りには高山植物がたくさん生えています。夏は高山植物のお花畑です。

        これから登る八丁坂に向かって、千畳敷散策道を進む


 千畳敷の周りは一般観光客で混雑していましたが、八丁坂まで来ると登山客に絞られます。八丁坂の急峻な岩道を40分位かけて登ります。時々道が崩れるのか、金網であちこちが修復されていました。とても狭い道のため、登る人と降りる人が交差します。お互いに声をかけながら、道を譲りあいしなけれは通れません。

       八丁坂の登り口から、ロープウェイの千畳敷駅を振り返る


 八丁坂付近の高度は2,600mを超えます。この高度は軽く丹沢を超えます。高山病の症状である頭痛が出てもおかしくないのですが、私も家内達も平気でした。八丁坂を登り切ると、乗越浄土に着きます。ここから、今回の宿泊地である西駒山荘に向って鞍部を降りました。以降、私は女性達をサポートするため最後尾を歩きました。

             ガレて急峻な岩道が続く八丁坂


 西駒山荘への途中、駒飼ノ池を通りましたが、水がほとんどありませんでした。なお、駒飼ノ池付近で熊を見かけました。熊避けの鐘を持ってこなかったため、ウォーキングで使う笛を吹きながら通りました。※熊ではなく黒色のカモシカだったかも知れません。

  乗越浄土に到着        西駒山荘に向かう     水がない駒飼ノ池
  

中央アルプス木曽駒ケ岳周辺を1泊2日登山(2/6)

$
0
0

 駒飼ノ池からは、アドベンチャーな道となりました。熊を気にしながら笛を吹きつつ歩いていると、急な下り坂が出てきました。そんな場所にはハシゴがかかっています。家内達は後ずさりするようにしながら、ハシゴを恐る恐る降りていました。私は過去に何度もハシゴや鎖場を経験したため、すんなりと降りることができました。

 急な斜面を這うように   雨が降るとカッパに着替え  やっと濃ヶ池に到着
  

 駒飼ノ池を通り過ぎる頃、雨がパラパラ降ってきたためカッパを羽織りました。そして、30分位歩き続けると、ようやく濃ヶ池に着きました。池とは言っても、春の雪解け時に大きな池になるようでした。今回は夏だったため、小さな池になっていました。この池で小休止しました。休みながら南側にそびえる馬ノ背を眺めました。

            木曽駒ケ岳の馬ノ背をバックに、濃ヶ池で


 濃ヶ池からはずっとハイマツの連続です。ハイマツの木立の間を縫うように歩き続けました。雨が降っていたためハイマツの葉が濡れていました。その滴を手や腕で触りながら歩くと、冷たくて気持ち良いこと!しばらくハイマツの間を歩いていると、霧が晴れてきました。すると、遠くの景色が見えるようになりました。

          霧が晴れると、遠くの山々が見通せる


 しばらく歩くと、濃ヶ池分岐に着きました。ここから左に行くと木曽駒ケ岳馬ノ背に、右に行くと西駒山荘方面に行きます。迷わず右に進路を取りました。少し歩いて広い場所で休憩を取りました。ここまで来ると、西駒山荘は遠くありません。遭難の碑のそばを通って西駒山荘に直行しました。しばらく歩くと、霧の向こうに西駒山荘が見えてきました。

 ハイマツの間を歩く     濃ヶ池分岐近くで休憩   霧の向こうに西駒山荘
  

 西駒山荘に着くと、濡れたカッパなどを隣の避難小屋に干しました。この避難小屋は大正2年の遭難を契機に建てられました。その古さゆえに、今は記念物に指定されているそうです。手続きを済ませると、寝泊りする二階に案内されました。歩き続けて疲れたため、布団を敷いてしばし休憩をとりました。

 避難小屋でカッパを脱ぐ    受付を済ませる     布団を敷いて休憩
  

 体が休まると、西駒山荘の周りを散策しました。そして、あちらこちらに咲いている高山植物を見ました。山荘の裏に燃料缶がたくさん置いてありました。そして、ヘリコプターで運ぶ機材がたくさん置いてありました。この日は、天候不順だったためヘリコプターが飛来しなかったそうです。トイレは簡易型で、紙に用をたした後に丸めてドラム缶に入れます。その使用済みの紙は、ヘリコプターで下界に運ばれ処理されるとのこと。このような方式のトイレは初めてです。三ヶ月間だけ開く山荘だからでしょう。

         元気いっぱいの笑顔、談笑しながら楽しい夕食


 今回泊まった西駒山荘は、山荘と言うよりも喫茶ロッジのようでした。2年前に建て替えたそうで、今風で女性向きに作られているように思いました。食堂はまるで喫茶店のようです。もちろんテレビもあります。晴れていれば、窓から絶景を眺めることもできます。食事を終えてしばらくした後、午後8時になると消灯になりました。

            8月18日に歩いた木曽駒ケ岳のコース


カラカラの日照りの中、枝豆(鞍掛豆)が発芽

$
0
0

 東京に行く前に、ダメ元で種を蒔いた枝豆(鞍掛豆)、なんと発芽していました。この日照りで畑の土はカラカラに乾いているのに不思議です。ただ、一度だけ雨が降ったのが良かったようです。畑に浸み込んだ水分が、発芽の原動力になったようです。まだまだ、日照りが続いています。ちゃんと育ってくれるか心配です。去年のように、枝豆収穫パーティーが開けるとよいのですが。

           カラカラの日照りの中、発芽していた枝豆

中央アルプス木曽駒ケ岳周辺を1泊2日登山(3/6)

$
0
0



 19日早朝3時頃、西駒山荘の外に出て星空を見ました。残念ながら、満月だったため星はあまり良く見えませんでした。かろうじて、冬の星座であるオリオン座とカシオペア座が見えました。少し夜空を見上げていると、cちゃんが人口衛星と思われる小さく移動する光の点を見つけました。その後、あきらかに飛行機と思われる移動しながら点滅する点も見つけました。

  山裾を流れる雲海      もうすぐご来光      ご来光を待つ
  

 星空を見終わると、いったん西駒山荘に戻りました。ひと寝入り後、5時少し前に再び外に出ました。この頃になると、東の空が明るくなっていました。ご来光の前に、回りの山々を見渡すと、雲海の上に北アルプスの槍ヶ岳が突き出て見えました。そして、雲海がゆっくりと山々を追い越すように移動していました。

  雲海の上に突き出た槍ヶ岳          東の空に、もうすぐご来光
 

 5時10分頃だったでしょうか、東の空からゆっくりと太陽が昇ってきました。ご来光です。最後にご来光を見たのはいつの事でしょうか、忘れてしまいました。はっきりと覚えているのは、富士山,鳥海山,安達太良山などでしょうか。特に美しかったのは鳥海山です。独立峰で、夏にもかかわらず残雪があります。そして、ご来光時に日本海にピラミッドのような三角形の山の影が映るのです。その絶景を見おろしながら、雪上を歩いて下山しました。

            ご来光に向かって、しばし登山の無事を祈る


 ご来光をたっぷり浴びた後、西駒山荘に戻りました。そして、少しばかり仮眠してから朝食にしました。ご飯,お味噌汁,スクランブルエッグ,ひじきなどを美味しく食べました。食べ終わった頃、突然に窓が開きました。すると、西駒山荘の管理人さんが我々を小声で呼びました。小屋の外にオコジョがいるとのこと。山荘の石垣付近を見ると、可愛らしいネズミほどの大きさのオコジョがちょろちょろと動き回っていました。可愛らしいとは言え肉食で、時にはライチョウを襲うことがあるそうです。

   朝食の、ご飯,お味噌汁,キュウリ,ひじきなどを美味しく食べる


 この山荘は、夏の3ヶ月だけ開け、残り9ヶ月は鍵をかけて閉めるとのこと。ただし、隣の避難小屋は一年中開けているそうです。冬山登山をする方にとって、とても心強い避難小屋だと思います。

          朝もやの中を、これから木曽駒ケ岳に向けて出発


 身支度が終わると、西駒山荘に別れを告げました。この頃になると、霧が出てきて周りの景色は見えませんでした。霧の中を、木曽駒ケ岳に向かって元気よく出発しました。

 別れを告げた西駒山荘    霧の中を木曽駒ケ岳に    ハイマツの中を歩く
  

中央アルプス木曽駒ケ岳周辺を1泊2日登山(4/6)

$
0
0
 西駒山荘を出発した頃、霧がかかっていました。しかし、しばらく歩いているとだんだん晴れてきました。すると、ずっと向こうに、これから行く馬ノ背,木曽駒ケ岳,中岳などの山々が見えるようになりました。高低差のないハイマツの道をどんどん進みました。

    霧が晴れて、はるか向こうに、木曽駒ケ岳,宝剣岳などの山々が見える


 西駒山荘を出て30分位でしょうか、濃ヶ池分岐点に着きました。左に下ると、昨日通った濃ヶ池コースに出ます。今日は、ここから馬ノ背側を通って木曽駒ケ岳に行きます。ここまで、誰ともすれ違いませんでした。馬ノ背を登り始めた頃、お父さんと子供1人、続いて単独女性の方とすれ違いました。誰ともすれ違わないと心配なものですが、人に会うと安心するのか気持ちが元気になります。

 濃ヶ池分岐点で休憩       眼下に濃ヶ池     ハイマツの松ぼっくり
ん  

 馬ノ背を登っていると、眼下に昨日歩いた濃ヶ池が小さく見えました。急なハイマツの道を登っていると、道端にたくさんのハイマツの松ぼっくりが落ちていました。その松ぼっくり、よく見ると鳥か獣が食べた跡がありました。ハイマツは、この厳しい木曽駒ケ岳周辺に住む小動物の貴重な食物なのでしょう。

  岩場を上へ上へと登る    馬ノ背で一時休憩    霧が晴れ青空が出る
  

 ハイマツの道が無くなる頃、岩場の道が上へ上へと続きました。途中、断崖絶壁の個所がありました。運良く霧が出ていたため、どのくらい絶壁なのか分かりませんでした。晴れていれば、より怖かったことでしょう。

        馬ノ背に着いた頃に霧が晴れ、周辺に山々の絶景が広がる 


 しばらくは岩ばかりの急な登りばかりでした。そのため、何度も小休止しながら登り続けました。馬ノ背に着いた頃、霧が晴れてきました。そして、澄み渡るような青空が出てきました。晴れ渡った馬ノ背に着くと、木曽駒ケ岳ならではの絶景を左右に見ながらのんびり歩きました。木曽駒ケ岳まではもうすぐです。

      木曽駒ケ岳ならではの絶景を堪能しながらゆっく歩く

レトロ感たっぷりな手回し式ミシンを入手

$
0
0

 先日、とてもレトロな手回し式ミシンを購入しました。ミシンを購入したかった訳ではなく、そのレトロ感あふれるケースに引かれたからです。ミシンの事にはあまり考えが及びませんでした。ケースを改造すれば猫の家として使えるかな、程度の意識しかありませんでした。値段も数千円でした。

    ケースを開けてみてびっくり、意外にレトロ感たっぷりな手回し式ミシン

 ケースを開けてミシンを触ってみるとびっくり、ちゃんと動くではありませんか。てっきり動かない壊れたミシンだとばかり思っていました。しかし、私が知っている足踏みミシンとずいぶんと違っていました。説明図がケースの裏に貼ってあったのですが、いくら探してもボビンや下糸の説明がないのです。そのため、下糸部分の機械が欠落しているのではないかと思いました。そのため、「あーあ、こりゃあミシンとして使えないな。」と少しがっかりしました。

猫小屋にできそうなケース     手回しハンドル部     下糸の機械個所?
。 い 

 とにかく上糸だけを説明図のとおり通してみました。そして、タオルを針の下に置いて試しに縫ってみました。すると、なんとなんと、上糸だけで縫えるではありませんか。私は、下糸をボビンにあらかじめ巻き付けておくミシンしか知りません。こんなミシンがあるのですね。びっくりです。今こんなミシンは無いと思います。この方式には何らかの欠点があって、使われなくなったのではないかと思います。

  上糸を説明図の通り針先まで通す       上糸だけで縫ったタオル     
 

 私はこの手回し式ミシンをすっかり気に入ってしまいました。猫小屋にするのはやめました。このミシン、分からないことだらけです。その糸口を探そうとE邸に持ち込み意見を求めました。一つ分かったのは、Emさんによると、不思議な部品は縫う時に布を丸めたり曲げたりするためなどに使うのではないかとのこと。
 とにかく、少しでも使ってみようと思い、縫うための道具(まち針,和ばさみなど)を柳井の手芸店で適当に購入しました。練習用の布やミシン油も買いました。

  不思議な部品、いったい何に使う?     50年ぶりに触る家庭科用品(購入)
 

中央アルプス木曽駒ケ岳周辺を1泊2日登山(5/6)

$
0
0

 馬ノ背から木曽駒ケ岳に向かってゆっくりと歩きました。しかしながら、石ころや岩場が思いのほか多く、なかなか頂上に着きません。次の峰を超えると頂上かと思っていたら、さらに次の峰が待っていました。それでも進んでいると、中岳方面から登ってくる人の姿が見えるようになりました。そして、最後の峰を超えると、広々とした頂上が待っていました。

   次々に現れる峰      馬ノ背を振り返る      そろそろ頂上
  

 頂上に着きました。しかし、あまりに広いのでどこが頂上か分かりませんでした。それとなく、回りを見渡すと、登山者が群れている場所がありました。そこに頂上の標識が立っていました。そこに駆け寄って記念写真を撮りました。今回の登山の目的地木曽駒ケ岳に到着です。

          登山の目的地木曽駒ケ岳の頂上で記念写真


 しばらく木曽駒ケ岳の頂上を散策した後、中岳方面に下山することにしました。この頃になると、再び霧が出て、周りの山々が見えなくなりました。夏の山は、霧が出たり晴れたりと気象に変化があります。それがまた山の良いところです。

  青空の木曽駒ケ岳頂上   霧の中を中岳に向かう     中岳頂上の標識
  

 木曽駒ケ岳をいったん降りて、今度は中岳に登りました。せっかく降りたのに、また登るのかと思うと気が重くなります。それでも、降りてくる登山者と何度も挨拶をかわしながら登っていると頂上に着きました。霧が出ていたため、中岳頂上からの眺めは良くありませんでした。頂上では立ったまま小休止して、昨日通った乗越浄土に向けて降りていきました。

 霧の中、中岳を下山    宝剣山荘前で休憩      急な八丁坂を降りる
  

 中岳を降りると、宝剣山荘前の椅子に座って休憩をしました。休んでいると、家内達が宝剣山荘内に入っていきました。そして、しばらくするとアイスクリームを持ってやってきました。私は、それを受け取り食べました。疲れた体には、とても美味しい甘みでした。休憩か終わると、昨日通った乗越浄土を通り、たくさんの人が登り降りする八丁坂の急坂を降りました。オットセイ岩を横目に見ながらどんどん下っていると、下の方に千畳敷が見えてきました。

        霧の中、千畳敷に向かって八丁坂をどんどん降りる

Viewing all 4767 articles
Browse latest View live