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Channel: 東京里山農業日誌
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田布施町 楽しかった麻里府中郷周辺ウォーキング(3/3)

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 雨乞い岩で、本当に雨乞いをしていたのか今となっては分かりません。ただ、田布施町の各地では、70年位前まで山の上で火を焚く杵崎さんのお祭りが行われていました。この火を焚くお祭りは、五穀豊穣を願うための雨乞いの名残りです。当時、田布施のあちこちで煙が上がっていたようです。雨乞い岩は、中郷地区の杵崎さんのお祭りの名残ではないでしょうか。なお、麻郷三宅の毘沙門堂では、今でも杵崎さまのお祭りと称して火を焚いています

                    不思議な雨乞い岩を囲んで


 雨乞い岩に、江戸時代の通貨が置かれていたとのこと。岩の前は広場になっているため、江戸時代ここに人が集まって火を焚くなど何らかの儀式が行われていたのでしょう。雨乞い岩は、周辺の石とは明らかに違います。他から持ちこまれた岩です。この岩のことを知っている古老は、もう麻里府にはいません。今となっては不思議な遺跡です。なお上郷地区では、楠峠の元焼場があった山で火を焚いていたそうです。

    Berry Berrtyに着いて休憩           麻里府の史跡談議中
 

 雨乞い岩から、滑るようにして山を下りました。そして、すぐ近くにあるBerry Berryに急ぎました。昼間たくさんの車が駐車していたため、混んでいるかと思いきや空いていました。オーナーのお話では、我々が来る頃に空き始めたとのこと。ラッキーでした。14人で三つの席に座り、疲れた体を癒しました。

                コーヒー,ミックスジュースを飲みながら歓談


  30分位Berry Berryに休憩したでしょうか。体の疲れが抜けると、さっそく出発地点まで歩き始めました。休憩したためか、皆さんかろやかな足取りでした。途中、清明様の祠に寄りました。その昔、ある方が建立したそうです。しかし、今は誰も世話をする方がいないとのことでした。次に、お地蔵様にも寄りました。このお地蔵様は尾津西の方が大切にされていることがよく分かります。綺麗なべべを来て、花も飾ってありました。

    山陰の清明様の祠   大切にされている地蔵様      麻里府の砂浜を散策
  

 お地蔵様に別れを告げると、国道188号線をまたいで砂浜に出ました。この砂浜一帯はかつて、麻里府海水浴場として賑やかでした。私が小学生だった頃、この海岸で臨海学校が開かれていました。泳ぎが得意でなかった私は、よく海水を飲んでは咳をしていました。

               麻里府港を見渡して公民館に戻る


 麻里府海水浴場、今はその影すらありません。かつて飛び込み台があったり、海の家があったように記憶しています。しかし、田布施町内にプールが完備されるようになって以降、この海水浴場は衰退したのではないでしょう。昔の海水浴場を思い出しながら、砂浜の波打ぎわを歩きました。麻里府港を見渡しながら歩き、麻里府公民館に向かいました。参加された方々、お疲れさまでした。

            今回ウォーキングした麻里府中郷と尾津西周辺ルート


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