先週からほぼ毎日郷土館で棚卸です。ほとんどは確認ができたのですが、いくつかは確認できず困りました。例えば、ゴルフバッグに取り付けるネームホルダーです。三点あるはずなのに一点しかありません。さんざん探してやっと見つけることでできました。残りの二点は展示中の一点の背後に隠れていたのです。
またデータと資料が不一致の資料にも困りました。例えば、資料は英語で書かれているのに、データ上で日本語に翻訳されている場合です。これでは、パソコンのデータ上でいくら検索してもヒットしません。データ入力者は良かれと思ったのでしょうが。
一点の背後にあったた二点のネームプレート ついでに展示物の傾きなどを直す
そのほか探しあぐねたのは、各種の盾やメダル類です。小さく英語で書かれていたり、そもそも表示がないものは、何の盾やメダルなのか分かりません。せめて入手日や入手国でも書いてあると助かります。どうしても分からない場合、消去法で見つけるほかはありませんでした。写真類は何千枚もあり、探している時間よりも、仕分けしている時間の方が長かったように思います。
棚卸が終わった資料を整理、新しい箱に保管
そんなこんなで、棚卸の山場を越えました。これまで保管していた箱は、長い間にだいぶ傷んでいました。そのため、衣服用に購入した衣装ケースと同様、すべての資料を新しい箱に入れることにしました。
今回の棚卸は、とても時間がかかり心身共に疲れるものがありました。しかし、今まで目にしたことがなかった第一級の資料を見たり触れることができたことは良かったです。本来ならば専門家である学芸員がいればいいのですが、田布施町はそのような余裕がありません。今勤務している人で保管管理していくほかはありません。まだ棚卸は終わっていません。引き続き棚卸をされている方々、お疲れさまです。
資料とデータを突合せ 資料を順番に整理 新しい箱に順次保管
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郷土館で数年ぶりの棚卸作業(2/2)
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