赤石地蔵尊を見学すると、200m位歩いて厳島神社に行きました。すぐに本殿に登るのではなく、山を一回りして海側に出てから参道である急な石階段から登りました。なお、登る前に火力発電所を前にした堤防で休憩をしました。海岸や参道入口にある巨大な岩を見ながら休みました。
発電所を前に堤防で休憩 石階段を登りつめると厳島神社
私は火力発電所ができる前に東京に進学・就職したため、何年か前に帰省した時に発電所ができているのに驚きました。電気が現代社会に必須であることは分かっていても、過去の綺麗な柳井湾の海を知っているだけに残念に思います。発電所に限りませんが、生活が豊かになる代償は少なくないように思います。私が覚えている、塩田,漁業,海苔生産,潮干狩りなどの良き風景は、歴史のかなたに消えてしまいました。
楠庵兼集会所の跡 楠庵後の阿弥陀堂 金色の阿弥陀様
黒島が島だったにに対して、厳島神社はかつては海に突き出た半島ではなかったでしょうか。その厳島神社たる構えとして、参道入口に巨大な石が何個が鎮座しています。伊保庄周辺には巨石がある祠や神社が少なくありません。例えば土穂石神社、厳島神社、小烏神社、屏風岩祠などです。これらは、縄文や弥生にさかのぼる自然信仰を起源にしているのではないかと思います。
常楽寺に向かう 今にも落ちそうな奇岩 眺めの良い御旅所
厳島神社の急階段を降りると次に楠庵跡に行きました。下見ウォーキング時に楠庵が集会所してしても使われており、建屋が古く傷みに耐えかね撤去されたことを知りました。そして、中に安置された阿弥陀様が阿弥陀堂に移されていることも知りました。楠庵兼集会所跡を見た後、阿弥陀堂に向かいました。
お大師様の日のためか、お参り方が多かった常楽寺
阿弥陀堂は民家の隅っこに建てられていました。ブロックを積み重ねたようなコンクリートで、おそらく地元の方々が手作りで建てたように見えます。お寺に戻されている仏様が多い中、別に建てられた阿弥陀堂に移されているのは嬉しいことです。阿弥陀堂を出ると長い上り坂を歩いて常楽寺に向かいました。
常楽寺裏にある鎧稲荷 もうすぐ専称寺
途中の道端にある今にも落ちそうな奇岩を見たり、御旅所で立ったまま休憩しながら海岸を見下ろしました。そのうち常楽寺に着きました。そう言えば、お大師様の日でした。そのためか、お詣りする方がいつになく多くおられました。去年の同じ日、柳井の金剛寺にお参りしました。ご住職とおぼしき方に、鎧稲荷について教えていただきました。お詣りの方が多かったため、常楽寺の本堂に入りませんでした。鎧稲荷を見学してから、次の専称寺に向かいました。
今回歩いた、柳井市伊保庄方面のウォーキングルート
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楽しかった 柳井市 伊保庄ウォーキング(2/x)
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