風頭公園から長崎市内を広く見渡すことができます。風頭公園には展望台が二つあります。坂本龍馬の銅像がある展望台は、手前に木々が茂っているため展望が今一つです。もう一つの展望台は、高い位置にあり長崎市の湾全体を見渡すことができました。こちらの方がお勧めです。
坂本龍馬像がある低い方の展望台 高い方の展望台は絶景
風頭公園に着いた頃、すでに太陽が傾きかけていました。そのため、展望台での景色を楽しむとすぐに山を下りました。急斜面の墓地の道を降りました。ちょうどお盆の季節のため、お墓ではあちこちでお墓参りしている家族がいました。面白いのは、爆竹を鳴らす方々がいることです。また、お墓を取り囲むように提灯で飾るのです。爆竹は中国からの影響ではないかと思います。提灯は古来の日本のお盆の名残のようにも見えます。田布施町では絶対に見ることができないお盆を見ることができました。
墓地に向かう道を下る 提灯で囲まれたお墓 シーボルトの娘(楠本イネ)の墓地
実はこの墓地を選んで歩いたのは、シーボルトの娘である楠本イネやその娘である楠本高子の墓地をお詣りするためでした。その楠本家の墓地の下の方に、楠本イネや楠本高子を顕彰した石碑が作られています。そして、その彼女らの貢献や生涯について書かれた碑もありました。シーボルトに興味がある方は見逃せない場所の一つだと思います。
絢爛な長崎中華街入口の門 中華料理をどこで食べるか店を選ぶ
シーボルトの娘や孫のお墓にお詣りすると、一目散にホテルに戻りました。この日の夕食は長崎中華街で食べることにしていたため、夜暗くなるまで仮眠を取りました。そして、暗くなった頃を見計らって長崎中華街に繰り出しました。ところが、お盆のシーズンのためとても混んでいました。どのお店に入ろうか迷っているうちにどんどん時間が過ぎていきました。そのため、あるお店に決めて入りました。30分位待ったでしょうか。ようやく席に座ることができました。
人もまばらな夜の長崎出島
中華料理を食べていると、給仕の方の中に中国から来た方がいました。息子が訪ねると、中国本土の厦門から来たとのこと。長崎には中国から旅行で来る方が多いのでしょう。当然中華街に来る方も少なくないので、中国語が話せる方がお店に必須だと思いました。ところで、このお店に帽子を忘れてしまったのです。やれやれ。次の早朝、帽子を取りに再びこのお店に来るはめになりました。
中華街を出ると、近くにある長崎出島に行きました。夜で暗かったせいもあり、人がまばらでした。一通り出島をぐるりと回ってホテルに戻りました。次の日はグラバー邸を最初に長崎巡りです。
散策した長崎市内のコース(8月13日)
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40年ぶり、九州 熊本と長崎を旅行(4/x)
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