9月末に球根を植えたサフランが咲き始めました。サフランの花は一見クロッカスの花に似ています。しかし、クロッカスが春に咲くのに対して、サフランは晩秋から冬にかけて花を咲かせます。また、クロッカスの雄しべと比べてとても赤く長いのが特長です。今回、このサフランの雄しべを染料にするため収穫しました。食品の染料としても使えますが、布の染料としても使えないかと考えての収穫です。
咲き始めたサフラン、逐次雄しべを取る
雄しべはとても小さいのため、収穫と言うよりも摘み取ると言った方がいいかも知れません。一つの花びらで三つ位の雄しべを取ることができます。真っ赤な雄しべをよく見ると、黄色の粒のような花粉が付いています。2割位のサフランが咲いています。今後次々に咲くので、逐次雄しべを取ろうと思います。
サフランの花と赤く長い雄しべ 摘み取った雄しべ3本
10年位前にもサフランの雄しべを収穫したことがあります。その雄しべを乾燥させた後、水の中に入れました。すると、赤い染料が溶けたのでしょうサーっと水が黄赤色になりました。紅花を溶かした色に似ています。水に溶けるので、紫外線などで退色するのかも知れません。サフランの雄しべは収穫量がとてもわずかなため、とても高価だと聞いています。収穫した雄しべを乾燥した後、どの程度染料として使えるのかテストしようと思っています。
今回収穫した、ほんのわずかな量のサフラン雄しべ
↧
サフランの雄しべの収穫を開始
↧